乙女座の言葉


乙女座というサインはとてもユニークだ。水星を支配星に持つ地のエレメントゆえに、「真面目」「神経質」「近視眼」なとど言われることもあるが、私の考えでは、これらはどれもあまり当たっていない。自分勝手でだらしなく、おおらかな乙女座をたくさん知っているからだ。

もちろん乙女座の中に真面目で神経質な要素があるにはあるだろう。けれど、それ以上に、彼らのユニークな個性のほうに目がいく。

彼らの個性とは、もちろん地エレメントからきているものだ。自分の感覚に忠実であろうとする地エレメントの内的世界は、常に静かな奥行があり、独特で個性的である。
自己の持つ五感や美意識の基準に見合う世界を構築していくこと、そういった環境にのみ適応していくことが重要なのだ。
だから、どんなにすばらしいオファーであっても、自分の感覚に適さないものは=「それが苦痛になるならば」受け入れられない、そんなわがままさが地のエレメントの際立った特徴なのである。

しかし、残念なことに乙女座は2番目の火地風水、関係性、相互理解のパースペクティブである。
つまり、人や環境に応えることで存在が成立するサインということだ。

だから、自分の技術、技能、感性、美意識がマッチする機会を待つ。
それも常に準備を怠らないように待つ。
いつその機会が来てもいいように学び続ける。

そして、その時が来た時、いつだって環境が求めたものに見合った能力を、そしてまた自己の感覚に寄り添った能力を乙女座は発揮することになるのだ。
妥協することなく、もったいぶることもなく、自己の魂の喜びのために。

だからこそ、乙女座の生み出す作品は個性的なのだ。

クリエイターというと獅子座を連想するかもしれないが、ここに挙げた個性あふれる顔ぶれを見れば、その考えも一変するに違いない。






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