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アメリカの経済指標ってどれを見ればいい?

アメリカの消費者物価指数が●%だったとか失業率が●%だったとか、毎月色々なニュースは目にするけど、一体投資のためにチェックしなければならない指標とはどれなのかを『アメリカ金融・景気指標の読み方』(じっちゃまが前にライブで紹介していた本)からまとめ

とりあえず、まずはここら辺の経済指標をチェックするところから始めるのもいいのかもというあくまでも目安

同じ本の「景気サイクルの読み方」のまとめ↓


信頼性が高い経済指標

指標は様々あるので、まずは信頼性の高い経済指標を必ずチェックするようにする

【信頼性が高い指標となる理由】
①過去のデータ修正幅が最小限である(修正がほとんどない指標)
②経済サイクルの移行期を正確に示している

この2つの条件をクリアしているのが、以下の経済指標


・消費者物価指数(CPI)

どんな指数?
→人々の日常の買い物リストに入っているもの、定期的に支払うほとんどの価格(食費、医療費、理髪、税等々)の平均的な変動を測定したもので、最も広く利用されているインフレ指標
なおCPIの中で変動が激しい食品とエネルギーの価格を除いたものは『コアCPI』と呼ばれている


・生産者物価指数(PPI)

どんな指数?
→加工段階ごとに発表されるが、重要なのは完成品の数値
消費者物価指数(CPI)が商品とサービスの両方の価格を測定するのに対して、PPIは商品価格のみを測定


・新規失業保険受給申請者数

どんな指数?
→全国の失業保険新規受給申請者数を報告するもの
しかし不規則な短期間な増減も多く、祭日のある週には減少したり、大きなストライキがあった時は増加したりするが、またすぐに増加したり減少したりする(ふれ幅が大きい)

・非農業部門雇用者数

どんな指数?
→アメリカの企業や政府機関のおよそ40万件のサンプルを対象に毎月の雇用者数の動向を調査

・鉱工業生産

どんな指数?
→製造業、鉱業、電力事業の生産量を2002年を100として表す

・住宅着工件数

どんな指数?
→月ごとに建設された新築住宅戸数
この増減が経済の転換期を示すのできわめて重要な指標となる
天候に左右されやすいので月によって変動が激しい

・失業率

どんな指数?
→労働力人口に占める失業者の割合
全般的な経済活動の動きを最初に見渡せる重要な指標



景気サイクルと雇用統計の関係

景気サイクルと雇用者数・新規失業保険受給申請者数の関係

軟化期から下降期には非農業者部門雇用者数が低下し、新規失業保険受給申請者数が上昇する

回復期から成熟期にかけては、新規失業保険受給申請者数が低下し、非農業者部門雇用者数が上昇する



投資知識を増やしたい増やしたいと思ってむやみやたらに情報ばかり増やそうとすると、情報洪水によって間違った投資をしてしまいがちになる
だからこそ余計な要因をそぎ落とし、神経を研ぎ住まなければならない



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