悩みたい人
「この悩みを解決したい」
「自分を変えたい」
こんな風に思って、
自己啓発系の類のセミナーに
行く人はよくいるだろう。
でも、
そういったイベントやセミナーに参加した人の大半は、
変われないし、悩みを解決することは出来ない。
何故か。
「やらない」からだ。
良い話を聞いた、
成功例を聞いた、
日常から少し変わった時間を過ごせた、
色んな感想が出てくるとは思うが、
そう思ったその先、
自分の現実に目を向けたときに、
何か行動に移せただろうか。
行動に移せても、
すぐに現れない変化や結果に、
「やっぱり違ったかも」と思って
また元通りになっていないだろうか。
「自己啓発系のセミナーに参加した95%は、その後何もしない」
という話がある。
変化には心身に負担がかかるので、
人間にはオメオスタシス、
恒常性維持機能が働いて、
現状を維持させようとする働きがあるのは確かだ。
でも、
「変わりたい」と思った意志は、
その程度なのだろうか?
現状を変えられない理由は、
セミナーの内容でも、客層でも、金額でも無い。
「変えたく無いと思っている自分」だ。
「変えたい」と言いつつ、
実際セミナーへ勉強しに行って、
ちょっとアクションしたけどダメだった、
やっぱり私には違ったんだ、
私にはどんなものが向いてるのか、
とか考えてまた違う人やセミナーに行く。
で、時が来たらまた
「やっぱり違う」。
結局、「変わりたい」と言うが
変わりたく無いのだ。
もはや「自分は変わらないんだ」という事実を作る目的のために、
お金と時間を浪費しているのかもしれない。
環境を変えようが、
人間関係を変えようが、
自分はいつでもどこでも追いかけてくる。
その自分から逃げて逃げて逃げ続けても、
引き離すことは出来ない。
答えを外に求めても、無い。
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