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弱くってもいい。怖かったらやめる。

富士山と背比べして勝ったのだけど、富士山に蹴り飛ばされて八つの峰になったという神話のある八ヶ岳に行ってきました。

1日目は硫黄岳に挑戦です。

諏訪南ICから60分ぐらいの桜平さくらだいら登山口からスタートですがナビに入らず、近くの唐沢鉱泉を目標に行きました。三井の森を抜け唐沢鉱泉の分岐点から夏沢鉱泉方面に行きます。

この先は未舗装で狭くカーブも登りも多く怖く不安になりましたが、駐車場には車がたくさんで安心しました。駐車場にはトイレがありましたが自分で水を汲んで流します。
ここからスタートです。
谷のコースで、川の流れの音が心地よく滝もたくさんありました。
樹林帯のゆるやかな上り
30分ぐらいで夏沢鉱泉に到着。
鉱泉、お風呂のある山小屋は貴重です。宿泊の他、食事もできます。トイレ100円でお借りしました。
川の水の音が爽やか
ジブリの世界のよう。苔が幻想的。
夏沢鉱泉から1時間ぐらいでオーレン小屋に到着

ここで休憩。お風呂付宿泊、食事も可。キャンプ場も水場もあります。トイレは200円。きれいでした。

夏沢峠
ここの山小屋は閉鎖中でした。モモンガさんたちのおうちになっているようです。
急登になり、岩がゴロゴロ。
細かい崩れやすいガレ場
ガスってきました。

ガレ場とガスにノブリンがびびってしまいました。これ以上進めず断念。夏沢峠まで戻りそこでおにぎりを食べました。

青い線のところまでが今回のコース。往復5時間ぐらい。帰りに夏沢鉱泉でおしるこを食べました。

あとからYouTubeで見たり調べたりしたけど、八ヶ岳の中では初心者向けでのコース。なぜだかノブリンは足がすくんでしまったようです。しょうがない。怖い、だめ、と思ったら引き返す。75歳の登山は無理しません。

わたしもノブリンがだめ、というのならそれ以上無理強いしません。

「ぼく、山登り向いてないのかなぁ」と凹んでいたけどたぶん、トライアスロンもむいてないかも。

もともとスポーツが苦手なわたしたち。自分の力を知ってます。あ、ここまでかな、と思ったらそれでいい。

頂上でなくてもふたりで、無事下山できれば満足。

あしたもあるし。

楽しかった。

ありがとうございました。
9月19日(火)

◇◇◇◇◇◇◇

那須の朝日岳で遭難し4名が死亡という痛ましいニュースがありました。
朝日岳、2年前に登頂してます。11月で寒く風も強かったのを覚えています。

今回、怖い、と思い引き返して正解だったと思いました。

臆病でいい。弱くっていい。
命が守れるのなら。

亡くなった方々のご冥福をお祈り致します。