菜の花ロードを食べる。生きていくのに苦味も必要だけど。
「いちめんのなのはな」はきれいですがその頃の菜の花はもう食べることができません。そうなる前に菜の花摘みに行きました。
わたしは、摘みません。どれがおいしく食べられるのかは、夫の方がよく知ってます。
野生の菜の花は、よく洗って水にさらします。茎の部分もそろえます。苦味、辛味が強いのでお浸しより、辛し和えや調理にちょっと工夫した方が食べやすいです。
辛し和え。白だしとみりん、辛し。野生の辛みをごまかしちゃいます。
厚揚げと菜の花の煮びたし。甘辛く濃いめの味で厚揚げを煮て菜の花を合わせます。
菜の花とはまぐりのパスタ。はまぐり、ひなまつりの時期は高かったのですが、時期がずれると安くなってますね。はまぐりと菜の花をにんにくとオリーブオイル、白だし、白ワインで蒸して茹でたパスタを加えます。柚子胡椒で菜の花の野性味をおさえました。
菜の花とシラスのピザ。菜の花は茹でてからトッピングして焼き上げます。シラスの塩味とオリーブオイルで、苦味で春を味わいました。
菜の花と生ハムのリゾット。玉ねぎ、にんにく、お米を炒めて白ワインを加えます。スープは白だしにローリエ。茹でた菜の花、生クリーム、生ハムを加えてできあがり。
生クリームの甘さコクが、菜の花の苦味をおさえて美味しいし、生ハムの塩味もいい。
「春の皿には苦味を盛れ」
とこちらのnoteにありました。
生きていくうえでは、苦味は必要ですね。人生いろいろ。
苦味を取ってしまいましたが、旬のもの、自然なもの、I無料《ただ》のものを食べるのは心身共に健やかになるような気が致します。
自転車を漕ぎ、菜の花に出会うには追い風も向かい風もありました。自分の身体を使って食を得るということは、しあわせなことだと思います。
ありがとうございました。