冬眠が終わる春、熊は山菜を食べて、目を覚ます。
本格的に春らしくなってきて
タイムラインが桜で埋め尽くされる季節になりました。
「春の皿には苦味を盛れ」
という言葉があります。
これは、冬から春に変わる際に、苦味のある春野菜を食べることで、冬に溜めがちな脂肪や老廃物を排出することができることから
「苦味のある春野菜を食べて身体をリセットしましょう」
という意味が込められています。
野生の熊も冬眠が終わると、山菜を食べることで目覚めていきます。
ですので、春の山菜取りは、地方によっては、熊出没注意です。
足跡やふんを見つけたら、引き返してください。
格闘家でないほとんどの人は、熊には勝てないでしょう。
春野菜の苦味の成分は、植物アルカロイドやポリフェノールで、苦味成分によって、虫など他の動物から食べられないように守っているのです。
この植物アルカロイドの多くは毒性がありますが、その種類によっては、適度に摂ることで新陳代謝を促して、老廃物を排出したりします。
薬にも利用されることもあります。
ポリフェノールには抗酸化作用があり、細胞の修復を促し、アンチエイジングの効果も期待される成分です。
逆に食べられたい植物には、イチゴ、さくらんぼ、りんごなどがあります。
動物に食べられるために進化した植物は、魅力的な赤くて甘い果実をつけるようになり、鳥などに食べられることによって、種が運ばれ、フンに混じって地上に落ちて、そこから芽がでて繁殖します。
こう言うことを知ると、人間も自然の一部で、すべて繋がっているんだなあとしみじみ感じました。
最近では、自然を守ろうと、いろいろな活動がありますが、まずはひとりひとり自然を知る事が大切で、知る事で行動が変わります。
ですので、旬の野菜を春に採って食べるという自然な事が、身体にもよく、自然にも良い行動につながるんです。
そしてなにより、季節を楽しんで、気持ちを盛り上げていきましょう。
明日は、桜を見に行きます!
貴重な時間を使って、記事を読んでいただきありがとうございます。有意義でお役にたてれば幸いです😊