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迷って助けられてがんばって辿りついたらそこは桃源郷

埼玉県小川町にある桃源郷に自転車で行ってきました。新しい街からはいつもの集合場所まで少し遠くなり、道も不安だったのでご近所のタワマンに住む仲間が迎えにきてくれて道案内してくれました。

早朝土曜日の道路は、空いていて走りやすく彼からご近所スーパーを教えてもらいながら13kmぐらいで集合場所に着きました。エスコートしてくれた仲間は、ただわたしの道案内だけでそこから帰りました。ありがとうございました。

荒川 今回はわたしを含めて4名。
榎本牧場 イチゴミルク
榎本牧場の裏 出たところ。ここまではよかったのだけど
ひとりになっちゃった。迷子中。不安。

足に違和感。攣った。前に行く彼らに声をかけたけどもう遅い。届かない。
コムレケアを持っていたので、止まって飲む。久しぶりのロングライドで脚ができていないのにみんなについて行かなくっちゃと頑張りすぎちゃった。暑くないので、水分もあまり摂ってなかった。

すぐに追いつけると思ったのに、道がわからない。あれ?間違えたかな。仲間に連絡したら、迎えにくるからそこから動かないで、と。

しばらくして、木野さんが迎えにきてくれた。ありがとうございました。すみません。だいぶタイムロスだ。

みんなに会えた。よかった。

越辺川おっぺかわ
撮影中

上尾~桶川~川島町~鳩山町~ときがわ町~小川町

最後に松郷峠があります。足攣りが怖いので無理せずマイペースで上りました。峠をぬけたところが桃源郷への入り口の激坂です。

この坂はきつい。立ち漕ぎでないと倒れそう。無理にみんなについていこうと思わない。それぞれの自分のペースでないと。誰かにあわせるというのは難しい。ひとりひとりの力。だけどひとりじゃない。仲間がいる。

きつい坂の終わりにとび込んできたピンク!!これは感動する!
桃源郷に入り込んだやんちゃな壮年男性

花桃のピンクはかわいく華やかで、山桜の淡いピンクは上品で山茱萸さんしゅの黄色はアクセントで。

染井吉野の艶やかさとは違った魅力のある山桜。静かで自然でやさしい。

100km以上の道のりで、きつい坂があるからこそ美しく感動的。

桃源郷の近くにある酒蔵『帝松みかどまつ』埼玉の自転車仲間に遭遇したので、ここで少しお話ししました。彼は一度上ったあの坂をのぼって会いにきてくれました。

酒粕と純米吟醸 芳醇辛口 みかどまつ 虎ノ巻 緑 爽快な香りとキレがあり美味しい

ランチは、ツキガワドライブインでいただきました。

ホタルイカと菜の花のパスタ サラダがボリュームあって美味しい

帰りは小川町から輪行で。輪行も久しぶりなので戸惑ってしまいましたが仲間が手伝ってくれました。ありがとうございました。

桃源郷、平和で豊かな俗界を離れた別天地。理想郷。そこに辿りつくのは
いろいろなことがあって、だからこそ感動するしうつくしい。

「かなちゃん、もっと甘えていいんだよ」
今回ご一緒したゆうこちゃんに以前言われたことがあります。
みんなでバイク旅行したとき、パンクでも輪行でもなんでもひとりで
やってしまっていたから。人に甘える、頼るというのができなくって。

今回甘えてみました。

新しい街からみんなとの集合場所まで、バスで行く!と話したら「お迎え
にあがります」と言ってくださった小島さん。彼は迎えにきて道案内だけで
用事があると帰って、わざわざわたしのためにきてくれました。

迷子になったときも、「そこから動かないで」と迎えにきてくれて、みんなが助けてくれまあした。

輪行も手伝ってもらいました。

120km、自分の脚で前に進んだけど
ひとりでがんばるだけじゃ、そこに辿りつけない。
仲間がいるから。

あなたのいるところが桃源郷。

黄色い山茱萸さんしゅゆの花言葉は、持続、耐久、強健、気丈な愛。
長い時間を経ても変わらない強さと愛。

漢方にも使われていて、滋養強壮、疲労回復、止血等に使われるそうです。

薬にもなるから、やさしく強くうつくしい。

ありがとうございました。

3月24日(日)

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