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血のつながりがなくても深い愛情で結ばれる家族の姿

「そして、バトンは渡された」
を読みました。

家族の絆と愛情の本質を
深く探る感動的な物語です。
この小説は、
血のつながりのない親子関係を
中心に、
家族の形や愛情の意味を
鋭く問いかけています。

思わずまた涙腺が緩んで
涙しましたw


そして、
バトンは渡された
瀬尾 まいこ (著)

2021年10月、
永野芽郁×田中圭
×石原さとみ主演で映画化!

幼い頃に母親を亡くし、
父とも海外赴任を機に別れ、
継母を選んだ優子。

その後も大人の都合に
振り回され、
高校生の今は二十歳しか
離れていない“父”と暮らす。

血の繋がらない親の間を
リレーされながらも、

出逢う家族皆に愛情を
いっぱい注がれてきた
彼女自身が伴侶を持つとき――。

大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。

解説・上白石萌音

そして、
バトンは渡された
瀬尾 まいこ (著)
Amazonより

自由に生きる風のように
何度も変わる夫の影
でも心にあるのはただ一つ

優子の幸せ、
それだけ泣き虫な娘みぃたん
精一杯の愛情を注いで
その笑顔が私の光

でも、時には消えることも
愛の形は変わり続ける
血のつながりを超えて
リレーのバトンを渡すように

次の手に託す想い

自由奔放な生き方
理解されないこともある
でも、心の奥底には
優子への深い愛がある
家族の形は一つじゃない

愛情の意味も多様で
それぞれの人生を尊重し

新たな道を歩む梨花の心は
風のように
自由でありながらも
優子の幸せを願い続ける
その想いは永遠に

血の繋がりが無い
母とは言え、
本当の母になりたかった梨花
みぃたんと約束した事を
最後まで守ろうとした梨花
梨花がいなければ、
このバトンは繋がれなかった
そう思うとまた泣ける
・・・・・・・・・

主人公の森宮優子は、
4回も名字が変わるほど、
様々な家族環境を
経験してきました。
現在は年齢差の小さい
義理の父・森宮さんと
2人暮らしをしており、
その関係性は親子というよりも
友人のようで、
微妙な距離感が感じられます。
物語は、優子の成長と共に、
彼女を取り巻く大人たちの
複雑な思いや行動を
丁寧に描いています。特に、
自由奔放な生き方をする
梨花の存在は物語に深みを与え、
彼女の行動の真意が
最後まで明かされないことで
読者の興味を引き付けます。
この作品の魅力は、
血のつながりがなくても
深い愛情で結ばれる家族の姿を
描き出している点にあります。
優子は血のつながらない
親たちから愛情を注がれ、
それぞれの家族との経験が
彼女の人格形成に大きな影響を
与えています。
結末は予想外で衝撃的ですが、
それぞれの登場人物の人生に
幸せが訪れることを
願わずにはいられません。
この展開は、
読者の感情を大きく揺さぶり、
家族の在り方について深く
考えさせられます。
瀬尾まいこの繊細な筆致は、
複雑な人間関係や心の機微を
見事に表現し、
読者の心に深く響きます。

著書は、現代社会における
家族の多様性と、
血縁を超えた愛情の可能性を示す、
心温まりながらも考えさせられる
秀作と言えるでしょう。

本作が第16回本屋大賞を受賞し、
映画化されたことも、
その魅力と普遍的なテーマの
重要性を物語っています。
家族や人間関係について
深く考えたい方に、
ぜひ一読をお勧めします。


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