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ベンツ3台分くらい………

命の値段ベンツ3台で表すなんて
タブー
命は値段じゃない

でも、実際問題
お金が無いと
不妊治療も出来ない

自分の子供に会える確率は
減っていく

年齢が若いほど
子供を作るには最適

安定したお給料が
もらえる年になったら
子供を作るリスク
は、高くなる

イタリアの不妊治療は
35歳迄だったか
それ以上は国が認めていないとか
日本では、42歳迄
それ以降は、全部自費
イタリアよりは、緩いけど
でもね………

不妊治療
それでも、我が子にあいたい

家柄継承問題
これもかなりのプレッシャー

友達関係で私一人だけ
子供が居ない

いろんなプレッシャー

私は、婦人科6年勤め
その後不妊治療クリニックで
2年程勤めた事があります

不妊治療クリニックでの
女性の悩みは、
センシティブでした

49歳まで頑張った女性は
「やるだけやって出来なかったら
留学します」
と言って………
本当に、留学してしまいました

それだけ、お金に余裕があった

留学して人生やり直そう!

そう言う余裕必要ですよね

産まないと言う選択肢だってある

何処かで、やめ時を決めないと
不妊治療の沼

不妊治療がステータスに
なっていた時代?

高い治療費が払えるのよ私!

だってお金ならあるのよ

私◯◯先生の治療受けてるの♬

というステータス

ゴージャスで
センシティブな世界


先日、川上未映子さんの「夏物語」
を読んでしまいました

懐かしい世界
と言うか
女性ならではの悩みに
懐かしさを感じた

患者さんから、濃い想いを
ぶつけられた感じ
になりました
そうね、そうだよね
女性として生まれたんだ
ものね

色々な症状に
悩まされるよね
面倒だよね

痛いよね 辛いよね
心も身体も

そう言う気分になりました

「夏物語」を読んだ後
「乳と卵」が出てきて
「乳と卵」が先だったか・・・
とちょっと読む順番を
間違えてしまった感が………

「夏物語」で不妊治療の
事が出てきて、そう言えば・・・
桐野夏生さんの「燕は戻ってこない」
を思い出しました
不妊治療や代理出産といった
テーマ
また、看護師目線で
みてしまった

と最近オーディブル3ヶ月無料体験
しています

サクッと読み切る感じ
眼が疲れないw

2.5倍速で聞いてます

まだ行けるんじゃない?
もっと!3倍にしてみたら
私には、速すぎました

でも、kindleで読む時自分で
勝手に俳優を誰にするとか
決めて脳内でドラマを
観る様に読むのも楽しいので、
声が気に入らなかったら
文字で読みます

お試し期間存分に
楽しめたらそれで良いか!
と思ってます

『夏物語』川上未映子(著)

パートナーなしの妊娠、
出産を目指す夏子のまえに現れた、
精子提供で生まれ
「父の顔」を知らない逢沢潤――

生命の意味をめぐる真摯な問いを、
切ない詩情と泣き笑いに満ちた
極上の筆致で描く、
21世紀の世界文学!

世界十数ヵ国で翻訳決定!

* * * * * *

生まれることに自己決定はない。
だが産むことには自己決定がある。
この目も眩むような非対称を、

どうやって埋めればよいのか?
母になる女たちは、
この暗渠をどうやって越したのか?
どうすれば、
そんな無謀で勝手な
選択ができるのか?
作者は、「産むこと」の
自己決定とは何か? という、
怖ろしい問い、だが、
これまでほとんどの
産んだ者たちが
スルーしてきた問いに、
正面から立ち向かう。
――上野千鶴子(「文藝」秋季号)

笑橋で今日も生きる巻子の、物
語終盤での言葉に、
誰もが泣くだろう。(中略)

この作品は間違いなく傑作である。
――岸政彦(「文學界」8月号)

この作品は、
全方向からの意見に耳を
傾けているような、
極めてフェアな作りになっている。

それも生殖医療を
論じる難しさの中で、

子どもを持つ、
というシンプルな願いを
どう叶えるかと、
模索した結果であろう。

川上未映子は、
難しいテーマを、
異様な密度で書き切った。
――桐野夏生(「文學界」8月号)


これ以上ないほどシリアスな
倫理問題を扱っているが、

大阪弁を交えた語りやセリフ
の爆発的な笑いの威力よ。

破壊と創造を同時になしとげる
川上語も堪能されたし。
――鴻巣友季子
(「毎日新聞」7月28日書評)

* * * * * *

この物語には、
人が生まれて生きて、
そしていなくなることの、
すべてがある。

夏物語 川上未映子 Amazonより

『乳と卵』川上未映子(著)

東京に住む夏子のもとに、
豊胸手術のために
上京してきた姉の巻子が
やって来ました。
巻子は豊胸について熱く語りますが、
巻子の娘の緑子は
冷めた目で見ていました。

半年前から言葉を
話さなくなった緑子は、
ノートに文字を書いて
コミュニケーションを
取っています。
こうして、夏子と巻子、
緑子の3日間の共同生活が始まります。

夏子(なつこ)
主人公。巻子の妹。
東京都台東区三ノ輪に
あるアパートで暮らしており、
巻子と緑子を数日間家に泊める。

巻子(まきこ)
夏子の39歳の姉。
大阪のホステスとして働き、
女手一つで娘を育てている。
豊胸手術のために
大阪から夏子のいる
アパートにやって来た。

緑子(みどりこ)
巻子の娘。
半年前から言葉を話さなくなり、
ノートに文字を書いて
コミュニケーションを
取っている。

『乳と卵』川上未映子(著)レビューより

やっぱり
こっちが先だったよね(汗

『燕は戻ってこない』桐野夏生(著)

[第57回 吉川英治文学賞受賞作】
【第64回 毎日芸術賞受賞作】

この身体こそ、
文明の最後の利器。

29歳、女性、独身、
地方出身、非正規労働者。

子宮・自由・尊厳を
赤の他人に差し出し、
東京で「代理母」
となった彼女に、
失うものなどあるはずがなかった――。

北海道での介護職を辞し、
憧れの東京で
病院事務の仕事に就くも、
非正規雇用ゆえに
困窮を極める29歳女性・リキ。

「いい副収入になる」
と同僚のテルに
卵子提供を勧められ、
ためらいながらも
アメリカの生殖医療専門クリニック
「プランテ」の日本支部に赴くと、
国内では認められていない
〈代理母出産〉を持ち掛けられ……。

『OUT』から25年、
女性たちの困窮と憤怒を
捉えつづける作家による、
予言的ディストピア。


✻✻✻✻✻✻✻✻✻


頁の隙間から聞こえてくる、
今の世界を保持するための
骨組の軋み。

こういう小説と
出会うことでしか、
私達は私達の不都合な部分を
見つめられない。
――朝井リョウ(作家)


女であること、
産む性であることは、
なんて悲しいのだろう。

ラストを読み、
思わず溢れた涙の理由を、
私は今も考えつづけている。
――小島慶子(エッセイスト)


新技術と経済・ジェンダー格差が
交差するとき、
恩恵を受けるのは男性だ。

被害をこうむる
マイノリティの苦しみを、
マジョリティの私が
どこまで想像できるかを
突きつけられ、
たじろいだ。
――斎藤幸平(経済思想家)



読んでいる間、
ずっと殴られるような
感覚に襲われていた。

それは自分を含む大勢の人が、
今この瞬間も
世界に殴られ続けているのだという、
気付きであり
目覚めでもある、
大切な痛みだった。
――村田沙耶香(作家)

『燕は戻ってこない』桐野夏生(著)

不妊治療はドンドン進む
代理出産だの
卵子提供とか精子バンクとか

いったい誰が母親で
誰が父親で
誰のお腹から産まれたのか?
以前に精子も卵子も
母とも父とも違うDNA
養子とも違う

乳牛は雌で
牛の精子を雌XXと雄XY
と分けているらしい
その分け方を
北大卒の胚培養士に聞いたけど
忘れてしまった(汗

男女の産み分け
も普通になるでしょうね

頭が良くて
容姿が綺麗で
手足が長くて
白くて
髪の毛が金髪で
とか………
今は美容形成なんて
普通だけど、
それが、生まれる前から
綺麗な子が生まれる
とか………
運動能力が高い子
とか………
そう言うデザインされた
受精卵に値段が
付けられて
売られている
とか………

そう言う
商売がされているとか………

そう言う時代がきてるかも・・・

倫理観がズレてきてる

………………
自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より

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