コロナだけじゃない!歯医者さんが教えるイソジンの効果と意外な注意点
大阪府知事さんのおかげ?でイソジンの効果があらためて注目されています。
歯科医のnickeypikaの家にもイソジンがあります。
ですが、イソジンを使えばいいというものではありません。間違った使い方は、健康を害することもあります。今回は歯医者さんサイドからみた、イソジンの効果と注意点について解説していきます。
〈イソジンの殺菌効果は高い〉
(参照:https://www.isodine.jp/about/)
イソジンのサイトからお借りさせていただきました。
イソジンの消毒効果は高く、細菌だけでなく、ウイルスにも効果を発揮します。
今話題のコロナウイルス以外にも、HIVといったウイルスにも消毒効果を発揮します。
歯科医療だけでなく、医療は常に感染症との戦いです。
様々な感染症がありますが、ウイルスで特に注意をしているのがB型肝炎ウイルス、HIVウイルスです。
これらの感染症に感染しないために医療機器は高度な消毒が行われています。
手術前には、
イソジンで手術する部位を消毒しています。
これは患者さんの傷口の感染症予防対策をです。
(イソジンアレルギーの方には別の消毒液を使います)
そのため、医療現場ではイソジンの消毒効果は当たり前に知られています。
HIVやらB型肝炎ウイルスに効果があるんだから、
コロナウイルス感染症対策としてイソジンを使うことは効果があるのです。
〈イソジンの注意点〉
イソジンは消毒効果が高いから頻繁にイソジンでうがいしよう!も思った人!!
要注意です!イソジンは使いすぎれば健康を害することがあります。
高い効果を知ったうえで、正しく使うための注意点をご紹介します。
1.イソジンは歯を溶かす
イソジンのpHは1.5.~3.5です。
(ちなみにコーラはpH2.2)
イソジンは酸性です!
つまり、頻繁に使用するとお口の中が酸性となり
歯が溶けてしまいます。
使いすぎれば歯が溶けてしまうので、帰ってきたときや寝る前に使用するといいでしょう。
2.口腔内細菌フローラの破壊
お口の中にウイルスや細菌が存在しています。無菌の人はいません。
お口の中の細菌はお互いにバランスをとって存在しています。健康な人のお口の中では、常在菌と呼ばれる菌が存在します。
常在菌は、体に悪さをする菌が増えないように
抑えこんで、お口の健康を維持しています。
最近ではお口の細菌フローラを健康にするためのヨーグルトなどが販売されています。
イソジンは歯周病菌、虫歯菌、コロナウイルスだけでなく、お口の健康を保つ常在菌までも消毒してしまいます。
その結果、お口の中の細菌バランスが崩れ、かえってウイルスや細菌が繁殖しやすい状況になってしまうのです。
3.甲状腺疾患、妊婦さんは注意!
イソジンは甲状腺疾患にかかっている方、妊婦さんには注意が必要です。イソジンに含まれるヨードは甲状腺ホルモンの合成を抑制します。
また、妊娠中のヨードの過剰摂取は胎児の甲状腺機能を低下させる恐れがあります。
甲状腺疾患のある方、妊婦さんは特に注意しましょう。
イソジンは使えばいいというわけではありません。
適切に使うことで効果を最大限に発揮します。
使いすぎは歯も溶けます。
ぜひ、適切にイソジンを使って、感染症を予防しましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございます!!
お口の健康が気になる方で、イライラしてるあなた!
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