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顔面神経麻痺を発症しました。第4回: 治療の進行と経過観察


治療の進展

前回の記事では、顔面神経麻痺の「治療とリハビリの開始」についてお話ししました。今回は、治療が進行する中での経過観察と、その過程で直面した課題について詳しくご紹介します。

治療の継続と改善の兆し

治療とリハビリが開始されてから、顔のマッサージを毎日欠かさず行いました。初めのうちは小さな進展でも、大きな励みとなりました。特に、瞼が少し動き、眉毛の位置が少し基に戻りはじめ、顔の動きに改善の兆しが見えてきたときは笑みがこぼれました。

そんな状態で発症から約1ヵ月が過ぎた頃にある事を思い出した。
息子が中学卒業式での親への手紙に、「小さい頃から、いろいろなところに遊びに連れて行ってくれて、ありがとう。また、家族みんなで出かけたいです。」と書いてあった事を思い出した。自分が病気になり、卒業後の春休みもどこにも行かなかったし、味覚もないので食事にも連れて行っていない事を反省。

GWに家族キャンプに行くことに、当日、食材を選ぶときは、味覚ないからみんなの好きなものを選ばせて買い物。
キャンプ場につき、テントを組み立て、一休みしてから、2泊3日のくつろぎキャンプを開始。
バーベキュー、ニジマスの炭焼き、焼き芋、ミネストローネ、ホットサンド等のキャンプ飯を食べた。全部うまかった。「あれっ!そういえば味がわかった?味覚が戻った?」
このキャンプを境に味覚に関しては、徐々に回復していった。時間が解決してくれたのかな???

薬物療法の効果

薬物療法の効果については、正直わかりませんでした。薬の効果は個人差があるため、劇的な変化は見られないものの、顔の筋肉の動きが少しずつ回復していくのを感じましたが、何が良かったのかはわかりませんでした。医師との定期的な診察では、神経の回復状況を確認しながら、治療の進捗を評価しました。

経過観察と課題

経過観察のために、前回の受診から約1ヵ月後に病院での診察を受けました。医師は顔の筋肉の動きや神経の反応をチェックし、柳原法の採点で40点満点中16点との回復してきていると言われました。自分の回復状況を客観的に把握でき、回復してきている事に確信を持つことができました。しかし、瞼は完全には閉じない状況なので、今後の「目に対する影響」が気になるところです。

40点法(柳原法)評価する10種の表情
40点法(柳原法)記録シート

挫折感とモチベーションの維持

治療が進む中で、顔の一部がまだ思うように動かない事や会話をする時の喋り辛さに挫折感を感じることもありました。しかし、家族や友人からの励ましやサポートが大きな支えとなり、モチベーションを保つことができました。

自己管理の重要性

リハビリの一環として、日常生活での自己管理も重要でした。ストレスを軽減し、十分な睡眠を取ることが回復を促進する鍵となりました。また、バランスの取れた食事や適度な運動も、全体的な健康状態を改善するために心がけました。

次回予告

次回は、顔面神経麻痺による「心理的な影響と、回復過程でのサポートの重要性」についてお話しします。治療中に感じた感情の波や、それを乗り越えるための方法について共有しますので、どうぞお楽しみに。


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