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#家族
[兄が死んだ②] 「兄の最期の晩餐は三千円だった」親の愛情が計量計のように見えたら、皆苦しまないで済むのに
兄が自殺した当日
兄が死んだ①
「なぜ兄は、今日、人生を終わらせたかったのだろう」
兄が死んだ②
「親の愛情が計量計のように見えたら、みんな苦しまないで済むのに」
今日は、死んだ兄との初対面の日。
寝ている娘を見て、夫とクスッと笑ったあと、また少しだけ寝ていた。
目を開けてしまったら、今日が始まってしまう。
仕事日の朝とは比べられないぐらいの憂鬱感だった。
だが娘の寝顔が、死ぬほど