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寝室の換気で睡眠の質が上がる!?

寝室の換気で睡眠の質が上がる!?

あなたはよく眠れていますか?
不眠に悩んでいる人は多いと思います。不眠の原因はさまざまですが、もしかしたら寝室の換気が関係しているかもしれません。
窓を開けたり閉めたりするだけで、睡眠の質は大きく変わるのです。

今回は、寝室の換気が睡眠に与える影響について、デンマーク工科大学などによる研究を紹介します。
この研究では、寝室の換気レベルを変えて、睡眠の質にどのような違いが出るかを調べました。

・研究の方法と結果

研究には、睡眠に問題のない健康な成人34人が参加しました。
実験の期間は4週間。

最初の1週間は、参加者の睡眠の質と寝室の環境を測定しました。
次の3週間は、寝室の換気レベルを低、中、高の3パターンに変えて、それぞれ1週間ずつ寝てもらいました。

・寝室の空気の状態

寝室の空気の状態は、二酸化炭素濃度、PM2.5濃度、湿度、気温を測定しました。

換気レベルを変えたときに、寝室の空気の状態には以下のような変化がありました。

二酸化炭素濃度とPM2.5濃度は、換気レベルが高くなるほど低下しました。
これは、空気の流れができることで、溜まっていた二酸化炭素とPM2.5が外に出て、新鮮な空気が入ってきたためです。

湿度は、換気レベルが高くなると若干低下しました。
しかし、湿度は睡眠に快適な50%~60%の範囲に収まっていました。

気温は、換気レベルに関係なく、変化しませんでした。

・睡眠の質

睡眠の質は、睡眠トラッカーで測定しました。
睡眠トラッカーは、参加者の心拍数や体動などを記録し、睡眠の深さや目覚めの回数などを分析します。

結果、寝室の換気をしていると睡眠の質が上がりました。
特に換気レベルを低から中にすると、夜中に目覚める回数が減り、深い睡眠が増え、浅い睡眠が減りました。

寝室の換気をするだけで、睡眠の質に大きな違いが出ました。
快適な睡眠のためには、寝室の換気が大切です。

寝室の窓を開けるだけで、換気は十分です。お手軽にできますよ。

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