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【知ってる?】歩きスマホはどれほど危険なのか?

【知ってる?】歩きスマホはどれほど危険なのか?

歩きスマホは危険だということは、皆さんもご存知だと思います。
しかし、具体的に歩きスマホをすると何が起こるのでしょうか?

今回はイギリスのアングリア・ラスキン大学の研究をもとに、歩きスマホがどのように人の歩行に影響するのか、解説します。

・歩きスマホの影響とは?

研究者は、21人の参加者にアイトラッカーとモーションセンサーを装着して、障害物のあるコースを歩いてもらいました。
参加者は、スマホを持たずに普通に歩く場合と、スマホを使いながら歩く場合の二通りを試しました。
スマホを使う場合は、テキストを書く、テキストを読む、電話をかけるの3つのパターンがありました。

その結果、歩きスマホをすると、以下のような変化が見られました。

・歩くスピードが遅くなる
歩きスマホをすると、障害物コースをクリアするのにかかる時間が、普通に歩く場合の118%になりました。
つまり、歩くスピードが半分以下に落ちたということです。

・足が止まる確率が高くなる
歩きスマホをすると、障害物の前で足を止める確率が、普通に歩く場合の60%増加しました。
これは、障害物をちゃんと認識できないために、足が固まっていました。

・歩幅が短くなり、足を高く上げる
歩きスマホをすると、歩幅が38%減少し、足を上げる高さが18%増加しました。
これは、足に意識が向かなくなるために、無意識に注意深く歩こうとする反応です。

・障害物を見る回数が減る
歩きスマホをすると、障害物を見る回数が、普通に歩く場合の約50%減少しました。
特に、電話をかけている場合は、障害物をほとんど見ていませんでした。
視界は確保できているのに、目がどうでもいい景色に向いてしまっていました。

これらの変化は、歩きスマホをすると、周囲に意識を払わなくなることを示しています。
スマホに意識が奪われると、歩行に必要な脳のリソースが不足し、歩く能力が低下するのです。

歩きスマホをしても自分は大丈夫と思わないでください。
それは、周囲に意識を向けていると勘違いしているだけです。
実際には、歩きスマホを続けていると、いずれ痛い目に遭います。
注意してください。

歩きスマホをやめるには、スマホに依存しないことが大切です。
スマホは、人の集中力を奪う究極のツールです。
スマホを触っているときは、スマホのことしか考えられません。
スマホ以外のことは、しないようにしましょう。

歩くときはスマホをポケットに入れたり、通知機能を切りましょう。
スマホに意識が向かないようにするのも大切です。

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