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コイントスの確率は50%ではない!?

コイントスの確率は50%ではない!?

コイントスで決めることがありますか?
コイントスは、二択の選択に迷ったときに、偶然に任せる方法です。
コインを投げて、表か裏で決めるのです。コイントスは、公平でランダムな方法だと思われています。
実際は50%ではありません。

コイントスの結果は、コインの向きによって変わります。

コイントスは、古くから重要な決断に使われてきました。
ライト兄弟はどちらが初飛行するのかコイントスで決めました。
イタリアとフランスのサッカーの試合の勝者をコイントスで決めたこともあります。
選挙で獲得票数が同じだった候補者をコイントスで決めたこともあります。
これは、コイントスの確率が半々であるからです。

しかし、コイントスの確率はちょうど半分ではありません。
わずかに偏りがあることが、国際的な研究チームによって判明しました。

研究チームは、46種類のコインを用意して、350,757回にわたってコイントスを行いました。

その結果、コイントスで出やすかったのは、コインが最初に向いていた面でした!

つまり、コインを弾く前の向きが、結果に影響を与えていたのです。
コインを弾く前に表を向いていたら表が、裏を向いていたら裏が出やすくなっていたのです。
この偏りは、50.8%というわずかなものでしたが、偏りは偏りです。何度もコイントスをすると、その差は大きくなります。

では、コイントスで出やすいのは表と裏のどちらでしょうか?
実は、表と裏には関係ありません。コインのデザインで表が出やすい、裏が出やすいということはないのです。

ただし、コインの形が歪んでいる場合は別です。
たとえば、アメリカの1セント硬貨は特に歪んでいることで知られています。
回転をかけながら投げれば、80%の確率で裏が出ます。
一般的なコインでは、表と裏の出やすさに差はありません。

コイントスで何かを決める場合、コインを相手に選ばせても構いません。表が出るか、裏が出るかも選ばせて構いません。
ですが、コインを弾く行為だけは相手に任せてはいけません。
もし、自分でコインを弾けないのなら、コイントスをする人がコインの表を向けるか裏を向けるか考えましょう。ほんのわずかですが、勝率が上がります。

コイントスは、偶然に任せる方法ですが、完全にランダムではありません。
コイントスの秘密を知って、あなたの選択に役立ててください。

ちなみに、サイコロで一番出やすい目は 5

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