死にたいと思った次の日の朝

自然と目が覚めた。
まだ少し重い瞼をこすりながら枕元のスマートフォンを確認する。
7時36分だった。自然に目が覚めた割には早い時間で少し驚いた。

階段を下りて、しっぽを振りながら駆け寄ってきてくれた愛犬に朝の挨拶。
小中学生の兄弟、母親はもう家にはいなかった。

つくってくれてある朝食を食卓へもっていき、口へ運んだ。
目が覚めてきたのだろうか。そこでやっと昨日のこと、自分の今の心のようすに意識がいった。まだ黒い靄はたまっていたものの、なんだか妙にすっきりとしていた。自分の未来に希望が持てず、暗闇の中でひとり泣いていた昨日がうそのようだった。その変わりように少し戸惑いながらも、朝食を食べ終え今日は何をしようかなと呑気なことを考えた。


オチも何もないこのノートを読んでくれたあなたは何を思っただろうか。
こいつ普段何してんだ、イタイ、死にたいとかいうな、さっさと死ねばいいじゃん、何が伝えたいのかよくわからない、大丈夫かな…
などと思っただろうか。

私がこのノートを投稿することによって何がしたいのか、何を伝えたいのか、今の私には分からない。

最後まで読んでくれたあなたが、私が、世界のどこかの誰かが、良い今日を過ごせますように。




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