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サルトルの孤独の提言に答えて見る

 
サルトルの名言に「一人でいるときに、孤独を感じるなら、あなたは悪い仲間と付き合っているということだ」とある。
 
僕には孤独を好む癖があるので、この言葉に自分を照らし、答えてみることにした。
 
遭うことがなくなって清々している友人は数多いが、会いたい友人は僅かだ。
 
人生で強い孤独を感じたときは、4回ある。
その4回は、何れもこの人達と将来的に一緒にいるのは自分として耐えられないと思ったときでした。
相手が悪くなったのではなく、僕の価値観が変わってしまったのです
 
サルトルの言う意味が解りました。
 
サルトルと親交のあったフランソワーズ・サガン、朝吹由紀子訳「愛という名の孤独」(新潮社)は、愛とは、「…相手に『あっ、こんなことを話してあげよう』とか、『一緒に連れてくれば良かった』と思えることです」と、いっている。 
僕は、周りの人に、サガンが説明している愛情表現をしなくなっていたことを覚えている。特に2回目の孤独のときは、飲み会に参加しても楽しくありません。仕事は大成功で注目を浴びているのに進んで話すこともなくなっていました。
4回のいずれも話をせず、孤独を感じ、話し相手がいなくて、怒りっぽくて顔はフリーズしていた。
 
僕は、「実在は本質に先立つ」の言葉通り行動に出たことも確かでした。4回とも、その後は、サルトルの名言「人間は自由という刑に処せられている」にぴったり嵌った展開へ撃て出ました。
4回の孤独は、自分の発達課題を抱えたときでもありました。


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