寒い日本を脱出してベトナムでワーケーションしてみた@ニャチャン7(日常生活編)
今、私はベトナム南部のビーチリゾートのニャチャン(Nha Trang)という街で、極寒の日本を離れて、一カ月のロングステイをしながらリモートワークをしています。
今回はロングステイを送る際に気になるだろう点をピックアップしてご紹介したいと思います。
洗濯はランドリーへ
一週間以上の長期滞在となると洋服の洗濯が気になる人も多いと思います。結論から言うと全く心配ありません。観光地エリアのホテルの周辺には、ランドリーショップがいくつもあります。街ブラをすればすぐ見つかりますし、事前に場所を把握したければ、Googleマップで”ランドリー”とでも検索すれがいくつも出てきます。
お値段ですが、下着や靴下などの”洗濯”ものは、一キロ40Kドンぐらいになります。日本円で300円弱です。色物を分けてほしいなどリクエストが増えると料金は高くなります。
またドライクリーニングもしていて、スーツやズボンなどは40Kから80K(500円弱)ぐらいです。
出し方は簡単で、適当なビニール袋に詰めて持っていくだけです。午前中に出せば、その日のうちに出来上がります。きちんと畳んでくれます。
私が使っているランドリーは、かなり繁盛しているようで、乾燥機付きのドラム洗濯機が20台ぐらい稼働しているようです。
気になる点ですが、他の人の洗濯ものと一緒に洗うことはないようです。一人一台の洗濯乾燥機で洗濯しているようです。日本のコインランドリーと基本一緒だと思います。
それでも潔癖症の人には耐えられない人もいるかもしれませんが、その場合は手洗いするか、洗濯機付きのコンドミニアムを借りるなどの方法があります。
服装は短パン綿のTシャツがベスト
洗濯をランドリーで済ませるので服装はランドリー利用前提にするのがいいと思います。せっかくの海外旅行なのでお洒落をしたいと思う人も多いかもしれません。しかし洗濯をランドリーに頼む場合、一応他人の服とは区別して個別の洗濯機で洗濯してくれているようですが、やはり日本のクリーニングのサービスレベルよりは落ちるでしょう。
一張羅のワンピースやブランド物の服が台無しにされてしまう可能性はゼロではありません。実際にランドリーのレビューを見るとそのような悲劇がいくつか起きているようです。また最近流行の高機能のスポーツウェアなどもランドリーいそのまま頼むのにはリスクが高いかもしれません。
特にロングステイの場合は、雑に洗濯されても問題ない、綿の短パン(またはズボン)+Tシャツが最適解です。
買い物はスーパーで
ニャチャンのようなビーチリゾートでホテル暮らしをするとなると、ドリンクなどを頻繁に買うことが多いと思います。短期旅行ならホテルの売店や近くのコンビにでいいのですが、少々割高です。実際に比べてみたところ倍近い差がありました。
長期滞在する場合には、スーパーの利用をお勧めします。私が泊っているホテルのあるビーチエリアにもWINMARTという現地スーパーが徒歩圏内に二軒あります。また徒歩10分ちょっとのところに韓国系のロッテマートというスーパーが入っています。
WINMARTに関しては、ベトナム人にとっては高級スーパーの位置づけのようです。農協系のスーパーなどローカルスーパーや、市場に行けばさらに安く買える可能性はありますが、がっつり移住でもしない限りこの辺りがちょうどいいでしょう。
WINMARTにもう一ついい点は、カードが使えるところです。余計な現金を持ち歩く必要がなく、両替も必要ありません。
手ぶらでもOK
ビーチ周辺には、ショッピングモールがいくつもあります。ナイキやアディダスなどのスポーツブランドも入っています(値段は日本と同じか高いぐらい)。ロッテマートの入っているゴールドコーストというビルには、モールも入っていています。
また市場に行けば更に安く衣料品などは手に入ります。極端な話、手ぶらで行っても何とかなります。
日用品も歯ブラシ、シャンプーなどは、日本でお馴染みの国際ブランドのものがスーパーなどで売られています。
改善された病院
ロングステイするとなると、特に中高年以上は医療事情も気になるでしょう。ニャチャンには、リゾート地ということで英語の通じるインターナショナルクリニックや、軍が運営しているかなり大きな総合病院もあるようです。
それに加えて最近になりベトナムの不動産開発大手ビングループが、ビンメック国際病院という総合病院を開業しました。このビンメック病院は、ベトナムの富裕層に対して先進国レベルの医療を提供することを目的にベトナム全土の主要都市に展開している大規模病院グループです。
ネットを検索すると実際に日本人で入院した人の体験談がいくつか見つかりますが、ほぼ先進国レベルの医療が受けられるようです。クレカや海外旅行保険のキャッシュレスにも対応しているようです。
日本語デスクはないようですが、依頼すれば日本語の通訳の派遣を頼めるようです。
もちろん持病のある人などは普段服用している薬などは持参するようにしましょう。
海外旅行保険は必須
当然ですが、公的な医療保険は原則効きませんので、各々が海外旅行保険に加入しておくのは必須です。(※後で日本の国保などに請求することは可能だが、現地では実費払い)。ここベトナムでもちゃんとした医療を受けようとすると数十万円から場合によっては数百万円の医療費が必要になります。以前聞いた話ですが、交通事故で大怪我をした場合などには、シンガポールにプライベートジェットで空輸されて一千万円以上の請求書が来たなんて話もあります。
繰り返しますが、変にイキルのはやめて海外旅行保険にはちゃんと入りましょう。
日々の食事は
日々の食事に関しては基本外食になります。ただ毎日外食だと正直飽きてきます。できれば自炊のできるキッチン付きのホテルや、場合によっては、大きなキッチンの付いたアパートメントタイプがいいかもしれません。
レベルはピンキリですが、月に10万円ぐらいはらえば、豪華なキッチンのついたコンドミニアム(マンション)も借りられるようです。
また3ヵ月以上など、本当に長期滞在する場合には、ローカルの家具付きアパートを借りることもできます。今回、ニャチャンで少し調べたのですが、ある程度綺麗な部屋で、1ケ月3万円以下で借りられます。
何もしない想定で暇つぶし
ニャチャンには、美しいビーチがあり、様々なマリンアクティビティーがあります。それ以外には、チャンパ王国時代の遺跡やお寺、インスタ映えスポットもあります。しかし一カ月を超える長期滞在となると、それだけでは暇を持て余すことになるでしょう。
そんなニャチャンの一番の売りは”天気”だと思います。特に年末年始にかけての日本の冬のシーズンは、暑すぎず寒すぎずの最高の気候です。観光をしない前提で普段何をするか事前に考えておきましょう。
一番簡単なのは、ブログを執筆したり、Youtubeのビデオを作成したりすることかもしれません。
ヒートショックとは無縁の冬
中高年の方にとってニャチャンでの長期滞在の最大のメリットの一つは、ヒートショックと無縁でいられることでしょう。
日本では、冬の間に毎年沢山の高齢者が、お風呂を出た後などに所謂ヒートショックで亡くなるそうです。お風呂に入るとき、お風呂から出るときに急激な気温の変化に晒されて、心筋梗塞や脳溢血などのに襲われるのです。
真冬の期間だけでもニャチャンに居ればヒートショックを避けられます。
私も長生きのためにも、今後は日本の寒い冬は、暖かい東南アジアで過ごそうと思っています。
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