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海老工船

同じワーホリでも本当に色々な仕事があるな。ケアンズのホステルで出会った韓国人は、3ヶ月間船に乗ってエビ漁に出ていたらしい。「漁業」と言ってしまえばそれだけなんだけど、よくそんな仕事を見つけたよなと思う。ケアンズから船が出てるっていうのも、なんとなく意外だった。


エビ漁自体も自分的には珍しいけど、その内容がやばい。

  • 期間は3ヶ月。報酬は200万。船上での生活費ゼロ。

  • 1日20時間労働。休日無し。就寝中もたまに総員起こしのイベント有り。

  • 怪我は普通。でかい怪我する人も結構いる。過去10年で死者は2人。

ざっくりこんな感じらしい。
ハードすぎる。リアル蟹工船やん。地下労働施設の海上版やん。こういうのってファンタジーか何かだと思ってたけど、現代にもしっかりあるのか。こりゃ不良債務者をぶち込むには最適すぎるわ。

因みにそいつがいた船の船長は日本人。その奥さんも船に乗っていて、毎日手料理を振る舞ってくれるとのこと。写真を見せてもらったが、意外と若かった。多分30代くらい。ぜひ「こんなところになぜ日本人」的な番組で取り上げてほしい。

自分がこの話を聞いた際は、初耳で驚いたが、ツイッターを見てるとたまにそれっぽい投稿を見かけるので、案外普通なんかもしれない。

3ヶ月で200万。まるまる手元に残ると考えると、夢があるな。労災は不安だが、ベールング海峡で蟹を取るよりはなんとなくマシそうだし、オーストラリアの大海原をがっつり感じる日々を過ごせること間違い無し。話のネタにもなる。きっと経験値も上がる。

きつそうなので、無一文にでもならない限りやりたく無いけど、オーストラリアに出稼ぎ目的で来た人にはおすすめだと思う。

Facebookとかで「Prawn Trawler」で調べたら出てくると思うし、ツイッターでやってる人に聞いてみるのもいいかも。

 

 
 

 

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