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【生産性向上】議事録作成不要になるAIツール「tl;dv」

はじめに

AIツール利用するにしても、「知っている」だけで、実際に「業務に活用している」方は少ないのではないでしょうか?
今回は、''ソフトウェア開発会社で勤務している''私が実際に活用し、生産性を向上させているAIツール「tl;dv」お届けしたいと思います!


tl;dvを導入すると、個人・社内がどんな状態になれるか?

・議事録作成工数 1/10 に。
・1人で定量的に商談のフィードバックができるように。
・社内において行った会議の報連相が必要なくなり、生産性の高い会議から始めることが可能に。



tl;dv

「tl;dv」は無料で使える文字起こしAIツールです。ただし、無料版では3日後にデータが消えるため、気に入った方は有料版をおすすめします。

インストール~使い方

1.はじめに: 以下のリンクから「無料で取得する」を押下し、アカウントを登録。あとは画面の指示に従い、設定していく。

「無料で取得する」を押下

2.プラットフォームを選択: Google Meet、Zoom、Teamsなど、自分が使用するプラットフォームに応じたアプリを選択。

プラットフォームに応じたアプリを選択

3.OSに応じてダウンロード

OSに応じてダウンロード

4.MTG開始: tl;dvポップアップからGoogle Meet、Zoom、Teamsいずれかのミーティングを開く。
※デスクトップアプリ、Chrome拡張機能からポップアップは開けます。

Google Meet、Zoom、Teamsから選択

5.録画開始:各プラットフォームで「tl;dv」が使えるようになっていますので、押下していただくと、録画開始します。

tl;dvが入室するため、事前に合意が必要

6.録音データの確認: 会議終了後「tl;dv」のDBに保管され、アプリ上で確認できます。また、登録したメールに録画と要約が自動で送られてきます。

【アプリを開く】⇒【会議とフォルダー】より録画の確認可能。

活用事例

通常使用でも機能として十分ですが、ここからは「tl;dv」がより価値を発揮するための活用事例を記載していきます!

①tl;dv×Slack連携

tl;dvとSlackを連携することで、会議終了後''Slack''に要約文の自動通知がくるようになります!

ベネフィット
会議に参加せずに、会議内容のキャッチアップが可能に。
報連相必要なく会議の内容を把握した状態で、社内検討を進めることができる。
工数削減につながり、「生産性の高い会議」から始められる。

「統合」から「Slack」を選択し、「Slack内のチャンネル」と簡単に連携
議事録自動通知

②セルフ商談フィードバック
※月$29課金(年間契約で月あたり$18)により使用可能

Speaker Insights

Proプラン以上でトークのテンポ、時間などを分析できる「Speaker Insights」が確認できます。

具体的には以下の項目があります。
1.Talk time (話している時間):
これは各スピーカーが全体の会話の中で占める割合を示しています。商談であれば、クライアント様の割合が少し多めが理想でしょうか。

2.Questions/h (質問数/時間):
これは各スピーカーが1時間あたりにした質問の数を示しています。

3.Longest monologue (最長独白時間):
これは各スピーカーが一人で連続して話した最長の時間を示しています。
仮にプレゼンだったとしても、長すぎるのは良くないですね。

4.Filler words/min (フィラー単語/分):
これは各スピーカーが1分あたりに使うフィラー単語(例:「えーっと」、「あのー」など)の数を示しています。
こういった言葉は、自信のなさが見えるため少ないほうが好ましいでしょう。

5.WPM (Words Per Minute - 1分あたりの単語数):
これは各スピーカーが1分間に話す単語の数を示しています。
話すテンポと捉えていただいてもいいですね。
同程度だとお客様も心地よく会話できているでしょう。

「Speaker Insights」ベネフィット
営業スキルを一人で定量的に評価・改善できるため、質の高い高速PDCAが可能に。
商談内容・構成(品質)を高めることに焦点を当てることができる。


③AI Coaching & Playbooks ※近々リリース予定(2024/5/27時点)

会議の内容をデータ分析することで、AIコーチングを受けられるようです。

  • 改善のための個別フィードバック:コミュニケーションスキル、エンゲージメントレベル、会議への効果的な貢献度などを向上させるための個別提案を受けることができます。

  • ミーティング効率の向上:チームはより効率的な会議の進め方を学ぶことができ、不必要なトピックに費やす時間を削減し、生産的で目標志向の会議を実現することができます。

  • コラボレーションとチームダイナミクスの向上:チームの相互作用とダイナミクスを洞察することで、チームメンバー間の理解が深まり、コラボレーションが向上し、より効果的な紛争解決が可能になります。

  • データ主導の意思決定:ミーティングの結果とディスカッションを分析することで、チームはより多くの情報に基づいた意思決定を行うことができ、ミーティング中のディスカッションとコンセンサスの包括的な理解に基づいていることを確認することができます。

非常に楽しみですね!


セキュリティについて

「tl;dv」をビジネス活用する上で重要となるであろうセキュリティについて解説します。

高度なデータセンターセキュリティ

「tl;dv」のデータセンターはGoogle Cloud PlatformとAWS(Amazon Web Services)の施設に設置されています。これらのデータセンターは、ISO 27001、PCI DSS サービスプロバイダーレベル 1、SOC1およびSOC2準拠として認定されています。これにより、データセンターの運用が最高水準のセキュリティ基準を満たしていることが確認されています。

GDPR準拠による個人情報保護

まず、「tl;dv」はヨーロッパが定める個人情報保護に関する規約である「GDPR(General Data Protection Regulation)」に準拠しています。GDPRは世界で最も厳格な個人情報保護法の一つであり、これに準拠することで、利用者の個人情報が厳重に保護されることが保証されます。『tl;dv』はこの規約を遵守することで、利用者のプライバシーを最大限に尊重しています。

通信の暗号化

さらに、「tl;dv」への全ての接続はSSL(Secure Sockets Layer)を用いて暗号化されています。これは、インターネット上での通信を暗号化し、第三者によるデータの盗聴や改ざんを防ぐ技術です。HTTP経由で接続しようとすると、自動的にHTTPSにリダイレクトされるため、通信の安全性は非常に高いといえます。


使用する際の注意点

  • tl;dvを使用する際は、顧客に同意を得てから使用するようにしましょう。

  • 非常に重要な課題、アクションは、念のためメモしてください。


終わりに

ここまで読んでくださりありがとうございました!
tl;dv
いかがだったでしょうか?実際に導入してから、議事録は少し修正を加える程度でほとんど工数がかからなくなりました。

私自身AI事業を推進しているのですが、その際に考えることは「無駄なタスクを極力省き、ハイインパクトのあるタスクにどれだけ時間を当てれるか」ということです。

どの業界・企業も''マンパワー・採用・若手の成長''に課題を抱えているところがほとんどだと思います。
それらを解決し、社会・顧客より多く価値提供するための手段として''AI''があります。

仮にAIを用いて1日1時間の効率化を、会社規模50人全員ができた場合
■シミュレーション
1(AIよって生み出した時間) × 50(人数) × 250(1年の労働日数)
= 12500(時間/年)
時給千円
だとしても、年間12,500,000円分を別の価値創出に充てることができます。効率化を極めて、正しく時間を使えれば、恐ろしいほど会社は成長していきますね。。。

もっとお伝えしたいAIツール、活用法などたくさんあるため、好評であればまた記事書かせていただければと思います!
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