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超短篇小説7 "狂人"

「ぅおねすううぐぐがぐぐくぁぁ!!」
と言いながら、眼球を掻き毟っている髪の長い女が目の前にいる。  

私はそれが終わるのを何も言わずジッと待っている。  

なぜなら、ここはコンビニで彼女はコンビニ店員で僕は昼食を買いに来た客だからである。  


しばらくして無事昼食を購入し、コンビニの近くの公園のベンチで昼食をとる。  

公園では小学生くらいの子供たちが元気に砂場の砂を食べている。  

「隣良いですか?」
と言いながら隣に座らずに、大笑いしながら走り抜けていく女。  

その女の髪はショートヘアで見た目は整っていると言える女だった。


昼食を終えた私はオフィスに歩いて戻るのであった。
「ゔおぅぃぁがががが、?なか」
「えへへへへへへへ!!えへへへ!!」
「ゔおぅぃぁにえぺべ!!ざずすぁかぁ!!」
私の勤めるオフィスは都会にあるので、戻る道も人が多く賑やかである。  

そして、私はオフィスに着いた。  

ガリガリガリガリ
とオフィスの床を掘ろうとしているのは、事務の女の子の山本さんである。  
折角の綺麗なネイルが剥がれ落ちてしまっている。


「あぁぁぁぉあ、、、」
部長は今日も上を向きながら、涎を垂らして座っている。  


"私はいつもなんて狂った人ばかりいる世界だ"
と仕事をしながら心の中で呟いている。  


「おままぁえってほんとどど気ががご、狂ってるよな??」
と同僚の坂田がボールペンで自分の手を刺しながら仕事中の私に声かける。  


同僚の坂田の言う通り。  

私は頭がおかしい。

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