~オムレット~ 甘さと懐かしさと爽やかさと、「レモンをかけるかどうか論争」のこと
■本州最東端の街にあるけど西野屋です
こんにちは、はじめての方は、はじめまして。
本州でいちばん東にある街・岩手県宮古市、三陸鉄道の宮古駅から徒歩5分ほどのところで、「洋菓子・和菓子・パン」を扱う、小さな菓子店を営んでいます。
お店の名前は「西野屋」(にしのや)。
こちらは、当店の自己紹介です。
■洋菓子のベストセラー「オムレット」とは?
先日から、Facebookの他に、InstagramとTwitterを始めました。まだ慣れないことも多いですが、なるべく近況をお伝えしていきますので、よろしくお願いします。
先日、当店のデコレーションケーキを紹介しました。
同じ洋菓子でも、デコレーションケーキ以外で、当店の一番人気はどれかな、と考えて行き着いた答えの一つが、「オムレット」です。
今回は、洋菓子の一番人気「オムレット」を紹介します。
「オムレット」という言葉自体は、当店オリジナルの商品名ではありません。
「シュークリーム」や「モンブラン」と同じような、菓子名の位置づけです。
スポンジ生地を薄く丸めて、中に生クリームやフルーツを包んだケーキのことです。
大手さんですと、ヤマザキパンの「まるごとバナナ」を、よくスーパーやコンビニで見かけます。あちらも、まさにオムレットですよね。
オムレットは、オムレツ、と言葉が似ています。
オムレツは、卵を溶いて半円の形などに重ねた料理ですね。
オムレツの英語表記が「omelet(omelette)」です。
オムレツのような形をしているケーキということで、英語表記のカタカナ読みで「オムレット」と発音した、とか、そんなところが名前の由来ではないかな、と思いますが、諸説あるようで、真実はよく分かりません。
ちなみに「オムライス」は、「オムレツライス」を省略した和製英語ですね。
■西野屋ならではのポイントは?
当店のオムレットは、昔ながらの懐かしい味と、ボリュームや見た目の印象のバランスを感じられるように仕立てています。
しっかりボリューム感を出せるように、生クリームをたっぷりつめています。
中に入っているフルーツは、バナナです。
断面が、こちら。
クリームをしっかり入れないと、バナナの形にクリームと生地が巻いてあるだけの、貧弱な形になってしまいます。
生地の形を、ただの丸や楕円ではなく、先を尖らせたり、縦のボリュームをもたせて、立体的に見せるようにしています。
上には砂糖をパウダー状の雪のように振りかけて、見た目と甘さのアクセントに。
スイーツは見た目も楽しめることが大事だと思います。
また、ボリュームがあっても飽きがこないですむように、クリームの甘さや舌ざわりには気を付けています。
SNSによると、こちらをバナナボートと呼んでいたお客様もいるようで、確かに、ちょっと似ていますよね。
あと、トッピングしてあるレモンスライスも、ポイントです。
レモンスライスは、お好みの使い方で大丈夫です。
最初に上から全体に搾ってもいいですし、半分食べてから、残り半分だけ酸味を利かせて味を変え、舌を飽きさせないようにしてもいいと思います。
ただし、一つだけ注意です。
「唐揚げレモン論争」ならぬ「オムレットレモン論争」を起こさないように、もし2人以上でオムレットを切り分けるような場合は、「レモンかけてもいい?」と、パートナーに必ず確認しましょう。
※ちなみに当店代表は、「オムレットには最初からレモンをかけるけど、唐揚げにはレモンかけない派」です。ややこしくてすいません…。
他にも、商品紹介の記事は、こちらです。
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