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その昔「ミーハー日誌」を12年間毎日書いて発表していましたが、ネット上に物を書くことが…

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その昔「ミーハー日誌」を12年間毎日書いて発表していましたが、ネット上に物を書くことが恐くなりやめました。知らない人にああだこうだ言われるのは不愉快、しかし共有できた時は愉快。この利己的な矛盾を抱えながらも、noteの機能を味方につけ、執筆に戻ってみようと思います。

最近の記事

私とピアノ

 昨年母が亡くなり、遺品整理している中で見つけた1冊のノートに、幼児の私との会話が書き残されていました。  二歳の時に、隣家から聞こえてくるピアノの音色に耳を傾けて、「あっちゃんもピア欲しい」と私はねだります。母はそれに対して「五つになったらね」と答えます。するとそれから時々、「いつかうんだっけ」「五つになったらね」という会話の繰り返し。ノートの後半に「ピアノが来ました。五歳にならないうちに」と母がうれしそうに書いています。この時、私四歳半。  「ピアノ」を「ピア」としか発音

    • ロンドンでピアノを弾く

       時々ロンドンに行くうちに、セントパンクラス駅の駅ピアノが気になって気になって、いつか私もあそこで弾いてみたいと思うようになりました。駅の広く長い商店街に2台もあり、本当に誰でも弾けます。並ばないと弾けない日本のストリートピアノみたいに、上手な人たちの発表会みたいな雰囲気もなく子供も大人も自由に弾けます。よほどの弾き手が登場しないことには誰も気にしないし拍手もありません。  今回、ロンドン旅行の間に是非やってみようと意を決しました。しかしいくら誰も聞いていないとはいえ、ちゃん

      • 今の広島にビックリ

         35年ぐらい前に高校で教員をしていた頃、毎年のように修学旅行の引率で広島に行っていました。私は英語科だったので、受け持った課題は、「平和公園で外国人観光客に英語でインタビューをする」というものでした。そのインタビューのメモができた班からお好み焼き村に行けるいう日程でした。  お好み焼きを一刻も早く食べたいがために、生徒たちは外国人観光客を探して平和公園を走り回りました。「先生ダメ、外国人いないよ全然」と口をとんがらせる生徒たち。たまたま見つけた外国人は奪い合いになり、迷惑を

        • 叱ってはいけない

           数ヶ月前に、学校帰りの小学生がドブの蓋の隙間にプリントを落とし込んでいるのを目撃。初めはその少年が何をしているのかわからなくて、そのまま通り過ぎました。しかし後になって、あのように紙をドブに流したら、どこかで流れが詰まって大変なことにならないかと心配になりました。あの時少年を止めるべきだったと悔いました。その後、テレビで芸能人が「子供の頃、悪い点を取るとお母さんに怒られるので、学校帰りにテスト用紙をドブに捨てたものだ」と自慢げに語っているのを聞いて、なるほど、あの少年もそう

        私とピアノ

          駅長さんと話す

           地元の情報紙にて、鎌倉駅の駅長さんを今年から、依田さんという名前の女性が勤められているということを知りました。地域の説明ができるように、街も歩けば食堂にも入ってみるという研究熱心な方だと紹介されていました。鉄道ファンの私は日頃から駅ですれ違う駅員さんに憧れの眼差しを向けていますが、まさか女性の駅長さんが鎌倉駅にいるとは気付きませんでした。  そして今日、鎌倉駅外のJR売店にて女性の駅員さんを発見。制服の名札には「駅長 依田」とあるではないですか。自分でも驚くほど咄嗟に私は、

          駅長さんと話す

          アントニオ猪木と私

           私の基礎は、梶原一騎とアントニオ猪木とで作られました。  「巨人の星」や「あしたのジョー」からは、行きすぎた根性や無理な修行に憧れるようになりました。今でもつい「明日のためのその1」「真っ白になった」「花形満のような赤いスポーツカー」「左門豊作のようにきょうだいが多い」というような梶原キーワードを口にしてしまいます。  アントニオ猪木からは「闘魂」を伝授。私がプロレスをテレビで見出した頃の猪木は、試合が終わってから「ダー」と手を挙げて雄叫びはあげていても、まだ「3、2、1」

          アントニオ猪木と私

          トリとカラス

           数年前、JR新橋駅の改札口で前を歩いていたおねえさんが、「今私、トリモリグチにいるんだけど」と大きな声で電話していました。「トリモリではないですよ、カラスモリですよ。漢字が違うでしょ」と言いたくなりましたが、他人の電話を聞いた私の方がいけないので我慢。  でもそれはたぶんすごくよくあることだったみたいで、新橋駅ではここ最近、こんなポスターを貼っています。駅の近くに烏森神社があるからなんですけれどね。鳥と烏の違い難しいですね。

          トリとカラス

          アリを連れて出勤

           台所に小アリが発生。甘い物を出しっ放しにしているということではないのですが、老朽化してガバガバになっていている床や壁から次々に登場。朝から晩までその子アリたちと格闘。気を抜くと私の腕や足にも登ってきます。悪夢のよう。まもなく台所を改修することになっているので、それまでの我慢です。  そして先週、新宿の職場でバッグからノートやペンを取り出していたら、小アリが1匹出てきました。私のバッグに入り込んで一緒に来てしまったようです。さすがにかわいそうになって、というか、ここまで付いて

          アリを連れて出勤

           湿気を知る

           昔、大人の人たちが「蒸しますね」「湿度が高いので気分が悪い」と言ってることの意味が全くわかリませんでした。しかしある年代になって突然、身体が理解するようになりました。何だろうこの気分の悪さ、と思って、今まで見ていなかった温度計の脇に表示されている湿度計をチェックすると、80%とか90%とかいう数値。特にこの梅雨から夏の季節、海から近い我が家はこんなに高湿度です。  湿度が高い日は、朝いつまでも眠いし、やる気が出ない、食欲もないという状態。肩も凝るし、歯の噛み合わせも悪くなる

           湿気を知る

          交通ストライキ

           今週、イギリスは全国で鉄道のストライキなのだそう。イギリスはすごいなあ、まだストライキとかするのだわ。それだけ労働者が大変な状況にあるということだろうし、労働組合がスト権を堅持しているということなのでしょう。  日本の学生と英語の勉強をしていて、go on a strike =ストライキをする、というのをやるたびに、「ストライキって何ですか?」と聞かれます。  昭和の昔話しに聞く耳もつ学生さんには、私の子供の頃は日本でも鉄道やバスの交通ストライキが決行されていたという話をし

          交通ストライキ

          階段で登れる山を求めて

           散歩は好きだけれど山登りは苦手。そんな私は住宅街を歩き回ります。しかしそれだけでは歩数も伸びないし、ちょっともったいないのはここが鎌倉だからです。ということで、緑の中も少し歩きます。  鎌倉の緑の散歩で気をつけなければならないのは、歩いていた小道が急に山道に入って行くことです。しかもなかなかの鬱蒼とした森に。なので、あらかじめ地図で調べておいて、登山技術がいらないような階段で登れる山の散歩道を選びます。でもちょっと油断するとその階段が雨水で濡れていたり、階段が終わって山道に

          階段で登れる山を求めて

          猫の次に来たのは

           昨夜お風呂に入っている時に窓の外に「ホッホ〜」という不思議な鳴き声が繰り返し聴こえてきました。ははあ、これが地元の人たちがよく言う「夜フクロウが泣く」というやつなのかと。初めて聞きました。フクロウの姿まで見た人もいるそうで、これはたいした田舎です。  ネットで調べてみるとフクロウは、何と、ネズミを食べるとのこと。結局あれ以来、庭に猫が来ることはなく、時々、天井裏と壁の中を走り回るネズミの足音に悩まされていました。さらに読み進めると、フクロウはモグラもリスも食べると書いてあり

          猫の次に来たのは

          新しい歩数計

           陽気が良くなってきたので、たくさん歩くことにしました。1日に何時間、何万歩、どれだけ歩いたかがわかると励みになるので、携帯電話の時計と歩数計を見ながら歩くことに。しかし、携帯電話を見るたびに、歩みを止めてリュックから携帯を取り出すのが面倒くさくなりました。  そういえば昔、ベルトに付けるタイプの万歩計を持っていたことを思い出して、引き出しの底から発掘。すでに電池は切れてて、今見ると見るからに古くさい感じで、やる気が出ません。それに歩数のみで、時間は表示されません。  そこで

          新しい歩数計

          猫が来た!

           今日庭に茶色の大猫が来ました。見たことのない猫です。生ごみ処理のコンポスト脇の草むらにお行儀よく座っているではないですか。やったー!何と嬉しい!しかもちゃんといい場所にいるではないですか。  実は我が家にはネズミが出るのです。いつからかと言うと、毎日庭に遊びに来ていた隣の黒猫が死んでから、そして庭にコンポストを置くようになってからです。埋めた生ゴミをネズミが地中を掘って食べ散らかし、そのエネルギーのおかげか、元気よく天井裏を走り回るという恐怖。天井や壁の裏にいるので、直接ネ

          猫が来た!

          おフランス

           昨日の朝、マドレーヌを食べていた時に、「もう一つこれに似たフランス焼き菓子があったが、あれは何という名前だったかな」と思ったけれど、どうしてもその名前が出てきません。よく知っている物なのにどうして出てこないのでしょう。老化の始まりと考えると恐いので、深く考えないようにして、すぐにGoogleを頼ることに。 「フランス焼き菓子」と入れて検索してみたら、「クレープ、マカロン、ダックワーズ、カヌレ、フォンダンオショコラ、ガレット、タルトタタン、フィナンシェ、、、」そうです、思い出

          おフランス

          YouTubeを見る生活

           毎日YouTubeを見ています。中毒を超えて、もう日常になっています。チャンネル登録したりはずしたり、たった今は85チャンネル登録です。それが多いのか少ないのかわかりませんが、もっともっと他の面白いチャンネルが見つかれば増えていくと思います。  どんなのを見ているかというとまずはピアノ系。お気に入り4人集はフォルテ君、よみぃ、菊池亮太、cateen。過去の映像を遡れば、この4人それぞれコラボしあっていて、どの二人組パフォーマンスも素敵、夢があります。ピアノいいですね。  次

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