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2018.1.11 どっかにいっちゃいたいとき

30代半ば、会社員、女性。

都内在住、実家が好き。

お散歩と焼き鳥と梅酒が好き。

平凡でいいから、夫婦で縁側でほっこりひなたぼっこしながらお茶をするという夢をもっていた。

それを希望する相手は、高校生の時から、くっついたり別れたりを繰り返してた彼。

お互い30代半ばで、私的にはそろそろ結婚を意識してた。

俗にいう腐れ縁。

でも、ささいなことをきっかけに、私の婚活は始まった。

彼が私を完全に拒絶した。

簡単にLINEで、 

もう別れたほうがいいかも。

親鳥が雛鳥を見る感じにしか見られない。

いい人見つけなよって何度か言われてた。

こんな事を言われた。

本当か分からないが、職場の20代後半の女の子が好きらしい。

本当かどうかはわからない。

とにかく、私は絶望した。

最初はまたかと思った。

でもどうやら、本気らしい。

絶望感に苛まれながら、明日がやってきて。

なんとか会社に出勤。

不安と悲しみでずっと気持ちが悪い。

いつもなら、気持ち悪い満員電車の人の熱さえ、心の底まで冷え切ってる私には人の温もりとして心地よく感じてた。

ついに会社に行けない日もでてくる。

あの時期、毎日会社に行くだけで精一杯だった。

彼を失って、生活の糧も失ったらもう立ち上がれない。

振り返ると、私は今はやりの完全なる元カレマニアだった。

彼の事が常に頭にある…?

そこまでではないが、彼が大好きだった。

彼がいない人生なんて、考えられなかった。

彼は私にとって家族であり、友人でもあったのだ。

だから、私はもう幸せになれないと絶望しかなかった。


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