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ベトナム版プラダを着た悪魔⁉映画「サイゴンクチュール」アオザイの美しさと主人公の成長物語が素敵

Amazon Primeで「サイゴンクチュール」というベトナム映画を観ました。期待以上に楽しかった!
ズバリ、こんな方におすすめの映画です。

・ファッションが好き
・サクセスストーリーが好き
・カラフルな衣装を楽しみたい
・仕事を頑張る刺激が欲しい
・悪役がいなくて平和な物語が好き
・アオザイの美しさを堪能したい
・アオザイってどうやって仕立てるのか気になる
・1960年代のレトロベトナムの雰囲気を知りたい
・サイゴンの雰囲気が好き

タイトルにも書いたのですが、ベトナム版プラダを着た悪魔みたいでした。

まとめると、こんなお話です。ちょっと意地悪なトップデザイナーの下で働き、自分の力で成功をつかみ、最後には認めてもらう一連の流れとファッションの職場の洗練され、またせわしないあの感じがプラダを着た悪魔だった(笑)

1960年代の時代を生きる、先祖代々アオザイ仕立て屋の娘のニュイはミスサイゴンに選ばれるほど美しくファッションセンスもある子。でも、彼女にとって古臭く見えるアオザイが嫌い。伝統のアオザイを仕立てる母親に反抗する日々だったが、ある日急に2017年にタイムスリップ。出逢ったのは2017年の自分。酒におぼれ、人生の希望を失っているようだった。先祖代々続くアオザイの仕立て屋をつぶし、家まで失いそうになっていた。取り上げられそうになった家を守るため、ニュイはベトナムのトップデザイナーヘレンの下で働くことに。

トイレ掃除をさせられるところからのスタートだったが、ある日、自分がデザインした服をセレブに来てもらおうとコーディネート披露。でも、時代遅れのレッテルを貼られてしまう。

アシスタントが一番有名なセレブ依頼のデザインに苦戦している時に、ニュイは自分のデザインを見せ、セレブにプレゼンして高評価。ニュイデザインのレトロデザインが流行。成功に嫉妬したヘレンはニュイがアオザイを嫌いで仕立て方もわからないことを知り、あえてアオザイのデザインをオーダー。ニュイは2017年の自分(「アン・カイン」と改名していた)に相談して協力してもらうことに。しかし大苦戦。

これまでの自分、母親と過ごす時間が少なかった淋しさ、アオザイへの向き合い方、全てを乗り越えたニュイは無事アオザイを仕立てることができるようになり、伝統と現代の要素を掛け合わせた素敵なデザインのものを生み出した。
その後、1960年代に戻り、母親とも仲直り。

映画を観て強く感じたことは、アオザイは今も昔もベトナムの女性を美しく引き立たせるんだな、そして採寸が重要なんだなと思いました。その人に合わせて綺麗に作るためにも、採寸で的確にとらえる必要がある。
また、デザインの可能性は無限で、同じアオザイでも美しく魅せる方法はいくらでもあり、伝統や文化でありながら、一人一人の個性を表す素敵な衣装だと感じました。

また、物語に関連するところだと、やはり人が覚悟を決め腹を括ってやり抜く姿の美しさを感じました。アオザイを通して自分にとって本当に大切なものを見つけ、成長を遂げるニュイがすごく頼もしく、素敵でした。嫌いだと思っていたものでも、嫌いと言わずに一旦やってみる。言い訳せずに、それを好きになり、自分なりにベストを尽くして作り上げる渾身のアウトプットほど眩しいものはないと思っています。(これはフィクションだけど、このことは人の本質だと思います)

主人公ニュイを演じたNinh Dương Lan Ngọc(ニンズオンランゴック)さんのインスタ見つけた!美しくキュートな素敵な方✨
https://www.instagram.com/ninh.duong.lan.ngoc/

https://natalie.mu/eiga/news/355923

レトロスタイルがかわいい!


https://moviewalker.jp/mv69808/gallery/4/


https://moviewalker.jp/mv69808/gallery/6/


https://readyfor.jp/projects/Vietnammoviesaigon/announcements/117051

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