見出し画像

自分を深く知る旅。ユタ州ソルトレイクシティ④ハワイアン航空。機内で過去を振り返る。

ハワイへ行くのは6回目。
〝ハワイを味わう〟と意図して行くの初めてだ。

旅の最終目的地はソルトレイクシティ。
飛行機はハワイアン航空。
乗り継ぎ時間は約6時間。

乗り継ぎ時間を仲間11人でハワイを味わう。

団体行動が苦手な私。
すぐ独りになりたがる。
参加できるようになった〝私〟
成長したなと思う。

ウユニさんが手配してくれたツアー。
ケアイヴァヘイアウ。
ハレイワにてランチ
(ガーリックシュリンプ、チキン)
ポハクラナイ
(大谷翔平が訪れたパワースポット)
ワイメアバレー、時間があればドールプランテーションなどを回ることになっていた。

ハワイへ初めて行ったのは高校1年。
私が中学3年生の時、父が癌になった。

入院の保険金が下り、父の好きなハワイへ父、母、私、妹の家族4人で行くことになった。

「亡くなった祖母をハワイに連れて行きたかった」と話していたことを覚えている。

父にとってハワイは特別な場所なのだと思う。

当時を振り返ると私自身はあまり乗り気ではなかったのを覚えている。

嫌なら行かなければ良かったのに。
ハワイ=ショッピングするもの。
ショッピング、観光地。
みんなと同じはつまらない
と自分自身で思い込み、決めつけていた。

マウイ島にも行ったらしい。
記憶の中で別の島に行ったことは
覚えている。

何をしたのか覚えていない。
先日、父と話す機会があり、マウイ島でトウモロコシ列車に乗り、妹が飛行機で気持ちが悪くなったと聞いた。

今考えればもったいないことをしたと思う。

会社の社員旅行が2年に1回あり、3回訪れている。

集団行動が苦手だった私にとって団体旅行は苦痛でたまらなかった。

行きたくないが行かなければならない。
話すことが得意ではないと思っていた。

会社の人にプライベートは見せてはならないとバリアを張っていた。ほとんどプライベートを見せない。話さなかった。

お酒もほとんど飲めない。タバコも吸わない。

飲み会は嫌い。苦手だった。
プライベートの話をしない。
仕事の話だけしかしない。
でも周りは仕事の話を求めていない。

誰がそんな面白くない人間と仲良くなりたいだろうか?

自分で浮いている存在になっていたと今なら分かる。

同じ会社には父がいた。

真面目な父。有言実行。
正論、非の打ち所がないから誰も何も言えない。

真面目な父の息子。
父のイメージを汚してはならない。
〝自己否定〟

自分の殻に閉じこもり、独りになろうとしていた。

今振り返ると自分で自分を苦しくさせていたことが分かる。

自分を出してはいけないと私が私自身を制限していたのだ。

新婚旅行もハワイだった。
有難いことにばあちゃんが旅行の費用を出してくれた。ハワイにしたのも自分が決めたようで決めていなかったのかもしれない。
周りのイメージに流された。

それでも新婚旅行はとても楽しかったのを覚えている。行ってよかった。行けてよかった。

スポーツバーで頼んだピザ。店員さんが皿からピザを滑らせてテーブルにつく。汚いと思ったが何も言えず2人で食べた。

すべてがデカい。
飲み物、料理。
1人では食べきれない。

朝早く起きて暗い中、ダイヤモンドヘッドまで妻と2人で歩いた。登る途中、喉が渇いたと言ったが水を買わなかった。

今まで喧嘩したことがなかった私達。
初めての喧嘩をした。

機内で過去を思い出してノートを書いた。
私は恵まれていたことを知った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?