今、南スーダンで起きていることを知っていますか?
みなさん、こんにちは。JVCインターン生の阿見です。
南スーダンで何が起きているかご存知でしょうか。国際情勢へのアンテナがよっぽど高い人以外知らないことだと思います。私も恥ずかしながらJVCのインターンをしていなければ、このことを知っているか分かりません。南スーダンは2011年に長い内戦の末に独立を果たした「世界で一番新しい国」です。現在、南スーダンでは、度重なる洪水被害や武力衝突から命からがら逃げてきた避難民の人々が多く存在し、重大な人道危機に瀕しています。今回、このNoteで南スーダンの避難民の方の状況を少しでも知っていただければ嬉しいです。
「私たちは政治の道具として殺されている」
翻弄される人々からの訴え
南スーダン・ユニティ州レール郡(Leer County, Unity State)において、2022年4月上旬に軍の訓練施設で武力衝突が発生。
それを契機に、郡内の村々が広範囲にわたり武装グループに襲撃され、4月中旬に事態が鎮静化するまでに、現地のNGOによれば8万人以上が国内避難民となりました。
軍施設での衝突と武装グループによる村落襲撃の背景には、南スーダン政治・軍事における敵対的な二大勢力の緊張関係や駆け引きがあると言われており、聞き取りをした避難民リーダーは「自分たちは政治の道具として殺されている」と私たちに訴えました。
行き届かない支援
食料もなく、地べたで暮らすしかない窮状
ユニティ州はもともと洪水により甚大な被害を被っていました。2019年から3年続き、2021年は「60年に一度」といわれるほどで、22万人以上が被災しています。その中でも州都ベンティウには相当数の国連機関、国際NGOの事務所があり人道支援が行われている一方、南のレール郡は活動する団体が限られることもあり、支援が十分に行き届いていません。
そのような状況のなか、武力衝突によりさらに多くの人々が避難民となり、状況は悪化の一途を辿っています。
急襲を受け、荷物を殆ど持たないまま子どもだけを引き連れ避難してきた世帯も多数います。拾い集めた薪を売る以外には現金収入の手段がなく、最低限の食料を得ることも困難な状況です。
このJVC橋口の言葉からも、南スーダンで起きている差し迫った状況が伝わってきます。日本にいると、荷物を持たず、命からがら逃げること、雨風を凌げず夜を明かすこと、毎日野外での排泄を強いられることのどれも想像絶するものです。ニュースで大きく取り上げられないからと言って、重大な問題でないわけではありません。重大な人道危機が差し迫ってる国があります。JVCでは、南スーダンの避難民の方がせめて屋根の下で雨を凌げるように活動する予定です。ぜひ、南スーダンの避難する人々に思いを馳せ、ご支援にご協力お願いします。
JVCの南スーダン緊急支援活動※緊急支援募金7/31〆
国際協力NGO「日本国際ボランティアセンター(JVC)」は2022年4月から5月半ばにかけて新規事業立案のために南スーダンに現地調査に入り、度重なる洪水被害や武力衝突から命からがら逃げてきた避難民の人々があまりにも過酷な状況に置かれていることを目の当たりにし、これを見過ごしてはいけない、と強く感じました。7月から本格的な雨期を迎えるにあたって、避難民にとっては風雨から身を守るためのシェルター確保が重要です。今回の緊急支援では、シェルターを設営・維持するための必須アイテムであるプラスチックシートの必要性が高まると考え、400枚を配布します
あまりにも厳しい危機的状況にある避難民たちに支援を届けるべく、どうかお力添えください。※7/31まで
注意点
○約3000円のご支援で‥.
プラスチックシートの支援で、屋外で暮らす避難民の1家族が雨期の中で雨風を防げるようになります。※7/31まで
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物品支援もお待ちしております
皆様の物品支援により去年1年間で1400万円集めることができました。皆様のご支援のおかげです。是非、お部屋を片付ける際など、ご検討の程よろしくお願いします。
✅南スーダンのスーダン難民キャンプの子ども1人が、毎月500円で学校に通うことができます。
✅栄養失調の子どもがいるガザの特に貧困家庭1つに、1000円で栄養価の高い地元の食材を使った食料パッケージを受け取ることができます。
最後までお読みいただきありがとうございました。少しでも国際協力・支援に興味を持っていただければ幸いです。 サポートだけでなく、スキ・フォロー・シェアなども国際協力の輪は広がる糧になります。ぜひよろしくお願いします。