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なぜ小さい子供ほど英語をすぐに覚えてしまうのだろう?理由がわかりました

オランダに住みはじめて9ヶ月目。

長女は現地の幼稚園に通い始めオランダ語や英語を浴びています。もちろん家での私たち親との会話は日本語です。

長女は英語の歌やYoutubeの英語のアニメが好きでなんとなく覚えたらキャキャキャと喋っています。「音」でしか捉えていませんので、「What is it?」が「ワディディ!」になってますけど。ただ、不思議なものでそうやって不完全な状態でも自分が表現したいように口から出して言いまくっていると徐々にピントがあって来るというか、聞いている親も「ワディディ!」が「What is it?」に聞こえてきます。

あーそういうことかと思っています。私も別に英語がそれほど優れているとも思えないので、現地の人とのやり取りにも不安を覚えています。頭ではわかっているのですが、完璧な文章を頭の中に作ってからそれを喋るようにしてしまうんですね。長女との違いは、そこです。

①完全ものを遅く出すよりも、不完全ものを素早く、数多くアウトプットする

子供に教えられるのはまさにここです。私たちは間違いを過度に恐れすぎている嫌いがあります。ビジネスの現場であるならば、契約書に不備があってもいけませんし、企画書に誤字脱字があるのは致命的なので完璧を追うメリットもあろうかと思いますが、こと言語習得においては不完全なものを恐れず、はじず、「何が悪いんだ?聞いている君たちが意味を推測してくれたまえ」くらいの相手におんぶに抱っこ戦略の方が伸びるんだろうなぁと。そんなことを教わりました。

②「Excuse Me?」聞き返されることを恐れない

長女のすごいところはそのメンタルでして。およそ言葉になっていないのにわキャキャと言いながら友達の中に突っ込んでいきます。当然、年長さんというか年上のお友達は「何を言ってるの?」と怪訝な顔をされてしまうのですが、我関せず。唯我独尊な子供ならではの立ち振る舞いでしょうか。英語に苦手意識のある我々日本人は、青い目の身長の高い、白人の方に「Excuse Me?」と言われると、自分の発音が悪かったのか?と思い、硬直してしまう人が多いと思います。聞き返すということは相手には「理解しよう」という意思があるわけなので、無視よりもよっぽどマシ。恐れずに同じことを繰り返してしまいましょう。不得手な言語は相手の忍耐に期待してナンボだと思います。

③ボソボソ喋らない

我々はとにかくボソボソと喋る傾向があります。欧米人の人は声がデフォルトででかいです。つまり、正しい言葉をボソボソと喋っても相手からしてみれば「聞こえていない」可能性が高いです。だから聞き返して来るわけです。たいていの場合は、声が小さくて聞き取れないだけですから、でかい声で同じことを言えばいいだけなのです。長女とかは声が大きくて、その上で間違っていきますから、周りの人も「その場合はこうよ」とアドバイスをくれやすい感じです。ボソボソ喋ってしまうと正しかろうが、間違ってようが、会話が進展していかないんですよね。長女を見ていてそれを感じます。


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