Tyrannosaurus Rex / Unicorn (1969)
ティラノザウルス・レックス名義での3作目にして、ドラムスのスティーヴ・トゥック在籍時最後のアルバム。
フロントマンでソングライターのマーク・ボランがアコースティック・ギターを掻き鳴らし、スティーヴの呪術的なパーカッションと交わることで生まれる妖しいアシッド・フォークとサイケな浮遊感は本作において完成度を上げており、前作に続きプロデューサーを務めたトニー・ヴィスコンティが弾くピアノもフィーチャーしながら、これまでよりも磨き上げられたポップな楽曲(5曲目の"Cat Black〜