オール地域食材でのおもてなし!「やんばる料理」

さっそくですが皆さん!!
沖縄料理を思い浮かべてください!🤤
ゴーヤーチャンプルーに沖縄そば、ラフテーにジューシーにクーブイリチーなんかも!沖縄に行った際には是非沖縄料理と、そこでしかいただけない食材を味わいたいものですよね〜!

そんな中、南国リゾートとして知られる沖縄県の北部にある山間に囲まれた地域「やんばる」では、使う食材をすべて地域の食材で賄うというの素敵なプロジェクトが行われているんです!


やんばる畑人プロジェクトロゴデザイン

プロジェクト名は「やんばる畑人(はるさー)プロジェクト」という名前で、畑人(はるさー)とは沖縄県の方言で農家のことです!農家を中心に応援店と呼ばれる飲食店や加工業者、陶芸家などの様々な方が関わっているプロジェクトなんですね!そして肝心のプロジェクト内容は、

“日本一元気な地域やんばる”を目指し農家と応援店が手を結び、地域資源を活用して「やんばるはおいしい」を全国で発信するプロジェクト

ということで、大きく三つの活動を行っています!
まず一つ目は「オリジナルスパイスの制作」

え?スパイス!?ってなった方もいらっしゃるのではないかと思うのですが、実は沖縄はスパイスが取れる地域を表す“スパイスベルト”の北限に位置しておりスパイスを収穫することが可能なんです!
そんなことから、1人の料理人さんが「やんばるには美味しい島野菜や豚肉、塩も砂糖もあるこれに香辛料も加わればオールやんばるのおもてなしができる」というおっしゃったことで、農家さんが“やんばるスパイス”という香辛料を制作したことで農家さんと料理人さんが協力し合う「やんばる畑人プロジェクト」が誕生したわけなんです!

誕生した「やんばるスパイス」

余談なんですが、プロジェクトの応援店であるCookhalというカフェではやんばるスパイスを使用した“やんばるスパイスカレー”が限定食として味わうことができるので是非チェックしてみてください!
(取材の時には売り切れていました😭残念)

Cookhalの雰囲気とメニュー
Cookhalで扱われる畑人の野菜

そして二つ目は「イベントの開催」
やんばるを盛り上げて発信していく事が目的のこのプロジェクトでは、農家や応援店だけではなく消費者の方にも繋がってもらうためにイベントを開催してやんばるの食材や料理を楽しんで貰っています!
代表的なイベントとして「香祭(カバーサイ)」というフードフェスティバルを行っています!
このようなイベントがあることでお店のファンが出来て消費者が増えていくとともに、なかなか会うことができない生産者と消費者の方が顔を合わせる場になって食の安心感と豊かさに繋がっていくわけなんですね!

香祭の様子
沖縄REPEAT(https://okinawa-repeat.com/okinawadaisukikeko-nago-event-kabaasai/)引用

そして三つ目は「6次産業化」
一次(生産)×二次(加工)×三次(販売)これら全てを掛け合わせる“6次産業化”という言葉は近年では有名になってきているのですが、やんばる畑人プロジェクトでは、それらの支援も行っています。

実は農家には、広大な土地が必要で新規に始めずらいことや、従来の市場を通して売り出していく方法では自分で作った野菜の値段が決めずらいこと、作業は得意だが営業はちょっと苦手…などの様々な問題がありますが、それらを個人で抱え込むのではなくプロジェクトに加盟する大人数で得意な分野をそれぞれが行ない、最近ではSNSを使った売り出し方なども試しているとのことで、いろんな人が関わることでの心強さなんかも感じますね〜。

取材の際にお話を伺った農家さんからは「ここで繋がった人たちとハーリー出て、その後飲みに行って〜」など、コミニュティならではの楽しいお話も伺えて、こんな方々が野菜をつくっているのかぁ〜と思うと、頂くものがより美味しく感じられて、食の豊かさを改めて感じられた取材でした!

そして取材の際に、代表の芳野さんから「いつか“日本食”や“フランス料理”のように『やんばる食』として発信していきたい。」というお言葉をいただいたのですが、私もそんな日が来ることを楽しみにしています!

小泉伸弥さん(左)と芳野幸雄さん(右)
コミニュティのお話をする林昌平さん(左)と小泉伸弥さん(右)

お話をしてくださった、代表の芳野幸雄さん、事務局長の小泉伸弥さん、農家の林昌平さん。本当にありがとうございました!

そして最後まで読んでいただいた皆様、本当にありがとうございました。