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当時を振り返って…

DVを受けていた約10年の時間は、長いようで短いようで、、

実はあまり覚えていません。

否、正確には嫌な記憶が脳裏に焼き付くと同時に必死に忘れようとしているせいで記憶がバグってしまっている状態です。

つまり、断片的に覚えていてそれらがあまり実感のないような感じ。。
フラッシュバックするような強烈な記憶がある反面、悪い夢を見ていたような感じです。

わかりにくいですか?

一度別件で心理士さんのカウンセリングを受けたことがあるのですが、その時にこの記憶のバグが『PTSDの人によく起こる”乖離”の状態に似ていますね』と言われたことがあります。
その方は以前は犯罪被害者などのPTSDを診ていたカウンセラーさんだったということで、「なるほどな…」と私は納得しました。


そういえは、結婚していた当時も記憶のバグがよく起きていました。結婚して4・5年経った頃でしょうか?当時は営業の仕事をしていたのですが、手帳に書き込んだ予定が間違っている、という今まででは信じられないようなミスが相次ぎました。(DV歴も4・5年でベテランの域の頃です)

今思うと、心(脳)がとっくに限界を迎えていたんだと思います。

私の場合は、モラハラ(精神的暴力)と夫の無職&散財(経済的暴力)だったのですが、私がコンビニで一個のおにぎりを買うか買わないかで悩んでいる時に元夫はたばこを一日に2・3箱吸って車にも乗っているような奴でした。仕事もお金もないのに「月に100万は稼がないと仕事とはいえない!」という謎の持論で私をバカ扱いするようなTHE DV男でした。

そんな奴と5年も一緒にいれば脳もおかしくなるわけですが、当時の私は『自分が頑張ればこの糞みたいな生活から抜け出せる!』と根拠もなく信じていた哀れで無自覚な被害者でした。

そこがDV(暴力)の恐ろしいところで、被害者が自分が悪いと自身を責めるようになってしまいさらに状況が悪化していってしまうのですが…
例外なく、私も教科書通りのシナリオを体現していました。

あの生活は本当にきつかった。全方向に最悪の状態でした。

10年かかったけど、逃げて正解でした!!

あぁ、今日もコンビニスイーツが美味しいな~♪


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