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完全オンラインでも【ワーケーション×アクティブラーニング】が意外とできた話


今週は岩手県山田町の船越小学校を舞台に行われた完全オンラインでのワーケーションプログラムに参加していました。JMAM(日本能率協会マネジメントセンター)さんの取り組みで、都市部の会社員と船越小の4年生をオンラインでつなぎ、3カ月にわたりオンライン上のディスカッションを通じ「地域課題の解決策をともに考える」ものです。

ミッションは「観光客倍増」


小学生は町長から「観光客を倍増させる」などのミッションを与えられ、東京の大人の力を借りて解決方法を考え、最終日に町長へプレゼンする…という流れです。4年生13人が「食チーム」「景色チーム」「施設チーム」に分かれ、大人と一緒に考えたソリューションは「食→山田弁当」「景色→四季のポスター」「施設→スタンプラリー」。結構現実的な解決策が生まれ、これはもう提案だけではなく実現させるべきじゃないかと!

このプログラムで私は「大人側参加者」の1人として施設チームに入りました。施設チームの子どもは4人。くしくも、我が家の長女と同じ4年生です。彼らを相手に11月から月数回、授業にズーム画面でおじゃまして、一緒に「どういうスタンプラリーつくろうか?」とディスカッションしてきました。

完全オンラインでどこまでできる?

この取り組み、私が注目したのは「どれだけ大人・子供双方の学びになるのか」と「完全オンラインでワーケーションがどこまでできるのか」「ワーケーションの特徴である地域との関わりがどこまで生まれるのか」(当初は最終日付近の数日間は山田町に行く予定でしたが、コロナで完全オンラインになりました)。

そして本日最終日、午後に子供たちの町長プレゼンが行われました。結果として‥‥…

▼プレゼン中の子供たちを画面越しに眺めて涙腺が緩むほど、チームの子たちに感情移入してた。まるでわが子の授業参観のような気持ちになった自分にびっくり。
▼終了後のふりかえりで子供たちが「今までは山田町のことを詳しく知らなかったけど、スタンプラリーを作るために施設を色々調べて、もっと山田のことが知りたくなった。(山田の好き度は)前は50点、今は100点。山田が大好きになった」「毎回(ズームの画面越しに)大人と会えるのが楽しかった!友達みたいに思った」「リアルで大人と会いたい、会えたらスタンプラリーしたい」
▼大人側のチームは、他の人4人のうち3人は知らない方と組みました。でもそれぞれが得意なスキル(ファシリテーション、IT、etc...)を活かしてサポートしあえて、チームビルディングってこういうことなんだと実感。

率直な感想、完全オンラインでも意外とできる

というわけで、ずいぶん学びになったし、完全オンラインでもチームの子供たちと信頼関係も築けた(と思う)し、このワーケーションプログラムがなければご縁のなかった岩手県山田町とのつながりも持てました。

若干、「これはバケーションなしのワーケーションだな、ひたすら奉仕でガチできついな」と思った点はありましたが(苦笑)そこが、JMAMさんの提供する「ラーニングワーケーション」なんでしょうね。


というわけで、アクティブラーニング×ワーケーション×完全オンライン、成功でした。まずは取り急ぎ、皆さまにご報告まで!ちゃんとルポ記事も書かなくてはね‥‥!

https://hatarakikata.design/news/500/

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