物語る駆け出しの懐胎

雨が降る降る、雨が降る。
どうしようもない焦燥を感じた20代後半〜30代初頭に較べると、大分ゆったりして来ました最近。
病気になった事で、逆に自分の人生と向き合う時間ができ(家族のおかげ)色々と己の生を見つめ直せている実感があります。
幻覚症状、幻聴などで生きている気がしなかった2月までに比べ、瞑想とCBDを初めた3月以降、どんどん上がり調子です。
3月からCBNを摂取しながらの瞑想を初め、4月ぐらいから症状が安定してきて5月には大分落ち着きました。
現在は集中力が続かない、統合失調症の陰性症状を緩和させるためにCBGを使用しています。
CBGを使い始めてから映画が一本観れるようになったのが大きな変化。
CBG含めCBDには、ADHDや統合失調症にある目的完遂能力の欠如を助ける効果があるらしいです。
自分は最近CBGワックスにハマっており、ちゃんとしたデバイスで吸っています。
炎症を緩和する効果もあり、脚に麻痺が少し残っている自分には、散歩の最高の友でもあります。

次の小説をどんなものにするか、5月頭くらいから考え初めたのですが、最初は全く何も思い付きませんでした。
5月半ばに、瞑想をしている時、最初のヒントのようなものを掴み、そこに材料を放り込んで行って、うっすらとイメージが出来たのが先日。
「物語を考える」という作業に慣れていないため、なかなか意識上に物語のパーツが浮かんできません。
しかし、とっかかりを掴んでからは、少しだけ考え易くなった気がします。
多分、こういう作業を繰り返してゆく内に普段から物語の事を考えれる頭になってゆくのでしょう。
CBGで映画が観れるようになったので、映画を観て物語の材料を増やそうとインプットしています。(楽しんでるだけですが)
観た映画や読んだ小説は、またこちらで書こうと思いますが、やはり自分が思春期に読んだ小説は物凄く豊かなイメージを与えてくれます。
自分はまだ物語作者として駆け出しなので仕組みはよく分かりませんが、インプットした物語やイメージが無意識下に蓄積されてゆくのを結構ハッキリと感じています。
以前桜庭一樹先生の読書日記を読んだ時、物語を考え、そこに深く降りてどっぷりと漬かっている時、桜庭先生は体が重くなって物語懐胎モードみたいなのに入ると書いてありました。
今回、物語を考え始めた事で、おこがましくも自分も物語懐胎モードに入ったらしく、ついついボーッとしてしまうようになりました。
多分、物語を1つ身体の中で育てるには、無意識の領域を使うのでしょう。
なんだかモヤモヤして、「早く書いてスッキリしたい!」と思ったりします。
とはいえ、もっと材料を煮込みたいので、モヤモヤは溜まっていきます。
これがなかなかしんどいです。笑
でも、その分生みの苦しみのようなものを感じれて少し嬉しくもあります。
統合失調症になって7年、再発から8ヶ月、瞑想のおかげで人生変わった観がありますが、この療養期間に小説を書くという喜びに出会えて本当に良かったと思います。

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