従業員の定着率向上のために知っておくべきポイント

皆さんの会社の従業員は会社に定着していますか?

業種や職種によっては入れ替わりが激しかったり、転職が当たり前だったりしますが、

経営者としては、従業員に対して一定期間は自社で働いて欲しいですよね。

では経営者の方、自社の従業員は一定期間、自社に在籍して経営者の期待する成果を挙げていますか?


もし従業員の定着率が悪い、離職率が高いのであれば、何が原因か明確になっていますか?

従業員が会社を辞める理由はいくつかあります。

・給料が安い

・体力的にきつい

・労働時間が長い

・残業が多い

・休みが少ない

・職場の人間関係が悪い

・労働環境が悪い

そのほかにも理由を挙げるとキリがないので、一旦ここでは現時点で会社が対応できることは最善を尽くすことを前提とした上で、条件以外での離職の理由の一つに、経営者と労働者のギャップが挙げられます。

求人票に、「風通しの良い会社です」とか、「アットホームな社風です」などの文言をよく見かけますが、本当に風通しが良い、アットホームな会社なのでしょうか?

そう思っているのは経営者だけかもしれませんよ。

僕が採用代行を受ける際には、経営者のヒアリングは当然ですが、従業員へのインタビューも行います。そこで、従業員の方々がどんな人と一緒に働きたいのか、会社の現状をどう思っているのかを聞き出します。その際、僕は敢えて従業員から聞き出したことを経営者にはフィードバックはしません。経営者に従業員の意見をフィードバックすることを前提にインタビューすると、授業員の方々の本音が引き出せないからです。ポジティブな意見は経営者にフィードバックしますが、ネガティブな意見が出た場合には、その重要度や緊急度を鑑み、経営者には従業員が特定できないようにフィードバックし、改善を提案します。

一般的に従業員が会社の経営者に対して不満や愚痴を言える環境は稀だと思いますので、経営者が自社は風通しが良いと思っていても、それは経営者から従業員に対して一方通行で風通しが良いだけで、従業員から経営者に向かっての風通しは悪いケースが往々にしてあるのです。


僕が従業員の定着支援で企業に入る際には、できる限り従業員の方に会社の不満や愚痴を語って頂くことによってガス抜きをしています。

経営者には直接言えないことや、従業員同士では関係が悪化することってどんな会社でも存在します。そんな時にこそ僕がキャリアコンサルタントとして企業の従業員定着に介在する価値があるのです。


労働条件や労働環境を改善してもなかなか定着しない、離職率の高い会社の経営者は、改めてその原因がどこにあるのかを考えてみませんか?

その原因は実は経営者自身にあるかもしれませんよ。

今は売り手市場で、労働者にとっては転職しやすい環境ですし、どの業界も人手不足で人材の取り合いなので、せっかく採用した従業員は全力で確保する必要がありますよ。


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