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NSU教育学部

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記事一覧

音楽家は自分で自分の未来を切り開く | NSU教育学部 Vol.12

音楽家は自分で自分の未来を切り開く | NSU教育学部 Vol.12

新しい「令和」の時代が始まりましたね。
天皇陛下の崩御にともなう改元でない事もあり、予想以上のお祭りムードになっていると思います。

経済が回るのはとても良い事ですが、その反面、少子高齢化や待機児童、若者の年金未納による将来の国の財源確保の問題など、見て見ぬふりになっている部分も多いので、政治家の皆さんにはもう少し頑張っていただきたいのが正直なところです。

働き方改革という言葉がよく聞かれるよう

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情操教育の重要性を知っていますか? | NSU教育学部 Vol.11

情操教育の重要性を知っていますか? | NSU教育学部 Vol.11

新元号の「令和」が発表になりました!

昭和、平成よりもさらに良い時代になるためには、教育によって豊かな人材を育成していく事が不可欠ですよね。

さて、シリーズNSU(Next Stage University )教育学部第11弾のテーマは「情操教育」(じょうそうきょういく)についてです。

ウィキペディアによると、「情操教育とは、感情や情緒を育み、創造的で個性的な心の働きを豊かにするためとされる

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音楽家に不可欠な日本語教育 | NSU教育学部 Vol.10

音楽家に不可欠な日本語教育 | NSU教育学部 Vol.10

シリーズNSU(Next Stage University)教育学部もついに10回目となりました。

今回のテーマは「日本語教育」についてです。

日本に生まれて日本で育っていれば、ほぼその人の年齢分学習し続けていると言っても過言ではないと思いますが、あなたは正しく使えていますか?

音楽家は、作家や新聞記者などと比べた場合、比較的語学力は必要ないと感じるかもしれません。ですが、ここ最近NSPでス

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ポジティブな人とネガティブな人 | NSU教育学部 Vol.9

ポジティブな人とネガティブな人 | NSU教育学部 Vol.9

シリーズNSU(Next Stage University )教育学部第9弾のテーマは「ポジティブな人とネガティブな人」です。

ポジティブな人はつまりプラス思考で、物事を楽観的(前向き)にとらえ、能動的な人生を歩んでいると言えますよね。ちょっとくらい失敗をしたとしても、「良い経験だった」と割り切り、どんどん未来を切り開いていきます。

逆に、ネガティブな人(マイナス思考の人)は、物事を悲観的(後

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音楽家として信用される大切さ | NSU教育学部 Vol.8

音楽家として信用される大切さ | NSU教育学部 Vol.8

前回(→NSU教育学部 Vol.7『お金の教育』(上))、前々回(→NSU教育学部 Vol.7『お金の教育』(下))と2回に分け、「お金の教育」について書かせていただきました。

社会人として自立する=お金を稼ぐ

と言っても過言ではありません(ニートのように、自分で働かずに親御さんに養ってもらっている状態は自立とは言えないので)。

お金としっかり向き合う事の大切さをご理解いただけたでしょうか。

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音楽家にとって大切なお金の教育(下) | NSU教育学部 Vol.7

音楽家にとって大切なお金の教育(下) | NSU教育学部 Vol.7

今回は、シリーズNSU教育学部第7弾『お金の教育』の続きです。

前回記事はこちら(→NSU教育学部 Vol.7『お金の教育』(上))

日本の奨学金の多くは借金のようなもの
ちなみに、アメリカの大学の奨学金は基本的に「返済不要」です。

アメリカは日本と違い、寄付の文化があります。ざっくり言うと全米の(世界中の?)お金持ちが大学に寄付していて、それが奨学金に充てられるため、返済義務がないんです。

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音楽家にとって大切なお金の教育(上) | NSU教育学部 Vol.7

音楽家にとって大切なお金の教育(上) | NSU教育学部 Vol.7

あけましておめでとうございます。

昨年は皆さんにとってどんな年でしたか?
「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。

このシリーズNSU(Next Stage University )教育学部のVol.1(→NSU教育学部 Vol.1『目的と手段』)にも書きましたが、「目的」をしっかり持つ事で「手段」がより明確になりますよ。

元旦は過ぎていますが、

「将来○○を実現するために、今年はこ

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人生の目的を達成するための辛抱と我慢の違いとは? | NSU教育学部 Vol.6

人生の目的を達成するための辛抱と我慢の違いとは? | NSU教育学部 Vol.6

シリーズNSU(Next Stage University )教育学部第6弾です。

前回の記事(→NSU教育学部 Vol.5『自分と他人』)では、自分との付き合い方、他人との関わり方について僕なりの考えを書かせていただきました。
自分と他人と上手に付き合うには、初回記事「目的と手段」(→NSU教育学部 Vol.1『目的と手段』)の考え方の理解が絶対条件、大前提となります。

今回はそれをふまえ「

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自分と他人 | NSU教育学部 Vol.5

自分と他人 | NSU教育学部 Vol.5

シリーズNSU(Next Stage University )教育学部第5弾です。

このシリーズではここまで、「行動を起こす前に目的を明確にする事」、「カリキュラムやマニュアルに縛られず、柔軟な行動をする事」、「日本と欧米の教育の違い」、そして「どうように欧米の教育を取り入れるのが理想的か」というお話をしてきました。

教育の大きな目的は「自立」です。

その「手段」として、学力(音楽で言えば楽

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欧米の教育の取り入れ方 | NSU教育学部 Vol.4

欧米の教育の取り入れ方 | NSU教育学部 Vol.4

前回記事「日本と欧米の教育の違い」(→NSU教育学部 Vol.3『日本と欧米の教育の違い』)の中で、大坂なおみ選手とコーチの関係には上下関係がなく、また、彼女を徹底的に褒めて伸ばし、結果を出している事などを紹介しました。

ですが、

“そもそも「国民性」というものもあるので、例えば上下関係をすべて取っ払ったり、極端なポジティブシンキングを日本に取り入れたとしても、うまく機能するとは言えないと思い

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日本と欧米の教育の違いを知っていますか? | NSU教育学部 Vol.3

日本と欧米の教育の違いを知っていますか? | NSU教育学部 Vol.3

シリーズNSU(Next Stage University)教育学部第3弾です。

先日、テニスの大坂なおみ選手が全米オープンで優勝し、一躍時の人となったのは記憶に新しいと思います。日本人アスリートが世界のトップになった事はとても誇らしい事ですよね。

メディアでは、彼女のコーチであるサーシャ・バイン氏についても取り上げられていましたが、最近いろいろな日本のスポーツ界で話題になっている暴力や不祥事

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カリキュラム教育のメリット・デメリット | NSU教育学部 Vol.2

カリキュラム教育のメリット・デメリット | NSU教育学部 Vol.2

シリーズNSU(Next Stage University)教育学部第2弾です。

突然ですが、皆さんが仕事や旅行で目的地を目指す時、地図を使う事はよくあると思います。朝早くに初めての現場に行く時などは(絶対に遅刻出来ないので)とても神経を使いますよね。

そんな時、地図だけでなく「何駅の何番出口を出て、最初の信号を右折、その後、突き当たりのコンビニを左折」といった具合に、細かい説明文があると迷う

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将来を考える際に目的と手段を区別できていますか? | NSU教育学部 Vol.1

将来を考える際に目的と手段を区別できていますか? | NSU教育学部 Vol.1

今回からまた新たなシリーズが始まります。
タイトルは「NSU(Next Stage University)教育学部」にしてみました。

僕自身の最終学歴は高卒で、もちろん教員免許もありません。
ですが、教育というのは、いわゆる学校の先生と呼ばれる職業の人だけがやるものではないですよね。

この「音楽家のサバイバル術」では、音楽大学では教わらないと思われる自立のためのノウハウなど(人として、音楽家と

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