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ことば

私は文章を書くのが好きだ。本音を言うなら、文章だけじゃなくて作詞作曲とかデザインとかしたい。強い憧れがある。才能があればなあ、とか言い訳をしているけれど、ただ努力をしていないだけと言われればそれまでだ。

子どもの頃から、自分で何かを生み出すということは特別だった。図工の時間に作った作品を誉められると、自分を認めてもらったような気がしてとても嬉しかったんだ。小学生の時、夏休みの課題で作った貯金箱が2年連続で市の賞に選ばれた。景品でもらった時計と水筒は、今思えばたいしたことない物だったけど、当時の私にとっては宝物だった。

21歳になった今、文章を書くことが好きだと公言しているけれど、子供の頃に文章を書くのが好きだったという記憶はあまりない。読書感想文では何を書いたらいいかよく分からなかったし、立派な賞を受賞した友達の作品を読んで、別次元の人種のように感じられたものだった。
中学受験の塾の国語の先生に「こういう表現がうまいよね」とみんなの前で誉められたことだけは今でも鮮明に覚えていて、時が経った今でも私の背中を押してくれる記憶だ。もっと子どものことは誉めてあげたほうがいい。そう思いますよ。

文章を書くのがこんなにも楽しいのは、それによって人と分かり合えるからかなあ、と思う。分かりやすい文章って無敵だし、よく分かんない文章って何故だかすごく魅力的だ。どこまでも深く潜っていける。
考えていることとか、思ったこととか、全てを整理して言語化すべきだとは思わないけど、それによって分かり合えることとか許し合えること、歩み寄れることってたくさんあると思う。
言葉に頼って生きて、これからどれくらいの犠牲を出すんだろうって思うこともたくさんあるけど、それ以上に言葉の力を信じたいとか思う。何かに心を動かされたときの「なんだこれは!!」を言葉にして遊んでワクワクさせたいし、したい。人生は最高!って思うのは自分次第だし、そう思い続けられる人生にしてみせるよ。

ははっ。

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