#60 エッセンシャル思考を読んで
こんにちは。神戸の結婚式場でマーケティング部に所属しているこーへいです。
今回は「エッセンシャル思考」の読書回です。少し前に読み終えたのですが、自分の仕事にも活かせることが多いため深掘りしようと思ったことがきっかけです。いつも通りただ本の要約をするのではなく、本書で気になった箇所を私の感想と共に書きました。
それでは深掘りしていきましょう!
(約2,300文字 / 5分で読めます)
・はじめに
本書ではエッセンシャル思考を身につけるため、4つのパートに分けて紹介しています。
この各パートから私が学びになったことを加えて書いていきます。
①エッセンシャル思考とは何か
そもそも「エッセンシャル思考」とは正しいことをやりとげる技術のことで、自分のエネルギーと時間を最も効率よく配分し重要な仕事で最大の成果を上げることです。非エッセンシャル思考との考えを比較するとこのようになります。
またこの思考はたまに思い出すのではなく「今、自分は正しいことに力を注いでいるか」を絶えず問いかけることが重要で、時々できているでは意味がありません。そこまで読んだときに本を置いて自分の仕事に置き換えて振り返ってみると•••非エッセンシャル思考でした。自分の部署で起きることは全て自分が、と思っていてあれもこれも手をつけて帰りが遅くなることも日常でした。
ただ本書を読んだ後にメンバーに任せて、自分は緊急でなければ動かないようにしたところ、特に問題なく進むんですよね。
その中で1番学びになったのはトレードオフの章にある「何かにイエスと言うとその他はすべてノー」です。例えば色んな仕事を任されたとき、全ての仕事を同時にこなすことはできませんよね?その中からひとつを選ぶため、何に全力を注ぐかを考えて進めることを学びました。
②見極める技術
ここでは数ある選択肢の中から本質的なことを見極める技術、つまり考える余裕を作り出す方法が書いてあります。「絶対にイエスと言いきれないなら、それはすなわちノーである」は1番響きました。
例えばコールセンターの面接時に「この人は採用してもいいのか?」と悩むことがあります。もちろん採用基準は決めているのですが、〇〇はいいが、△△の項目は微妙かも・・・という状況で、その状況に陥った時点で非エッセンシャル思考です。この場合は採用しない方が良いということです。
その基準で紹介しているのは「90点ルール」です。ルールは簡単で90点以下は全て却下するというもの。(上位10%だけ採用する)これは先ほどのトレードオフにつながるのですが、情報のほとんどは必要のないものです。実際自分の中で迷ったらこのルールで決めているのですが、自分達が自信をもって採用しているので自分達の考えが浸透するスピードが速いです。
③捨てる技術
本書の冒頭にもある「多数の瑣末なことを容赦なく切り捨てる」の通り、やらないことをきっぱりと捨てる技術について紹介しています。私は色んなことを自分でやらなくては、と思っていたのでこの章が毎ページ勉強になりました。その中で最も意識すべきなのは目標の章にある「最終形を明確にすること(目的が明確でなければ、人を動かすことはできない)」です。
曖昧な「これやっといて」では人は動かない。仕事を頼む背景や具体的な指示など人によって目的の理解度は異なるため、それぞれにあった伝え方で明確に伝えることが大切です。
達成の判断は具体的な目標で定量化する、という点は「数値化の鬼」と通ずるものがありました。
④しくみ化の技術
この章に関しては私が普段から意識していることもあったので、自分の思考がエッセンシャル思考だった確認に近い感覚で読み進めていました。
ただその中でも削減の章にある「仕事を減らし、成果を増やす」は今後さらに極めていくべき内容でした。問題が起きたときにその場での対応ではなく、以下の3つを自分に問いかけて行動すること。
例えば「コールセンターでの処理時間が10分増えている」という問題に対して、
・めざすことを明確にする
(処理時間を10分短縮する)
・ボトルネックを特定する
(紙の資料が増え、見返す時間が増えている)
・邪魔なものを取り除く
(スプレッドシート導入で見返す時間削減)
を行い、10分間の処理時間短縮を実現しました。この考えがなければルールやテキストを増やすなど間違った内容を導入して問題は一向に解決しませんでした。(上記の方法までたどり着くまでにかなりの遠回りをしていた)
あくまで一例ですが、私はこの思考でより少ない時間で成果を最大化するため、さらにエッセンシャル思考へ近づいていきます!
最後までお読みいただきありがとうございます!
気になる方はぜひ本書を読んでみてください。そしてそこで得たことをぜひ教えてください!
それでは!
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私についてはこちらのnoteをご覧ください。
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以前書いた読書感想noteはこちら。
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