【演奏曲紹介】風紋 / 保科洋
この曲は、1987年度吹奏楽コンクール課題曲として作曲されました。発表から40年近くたった今なお多くの人に愛され、演奏されている名作です。
静かな木管楽器の揺らぎからはじまり、時おり歯切れのよい金管楽器のサウンドを挟みながら冒頭部は収束します。
次いでティンパニの音色から快速部がはじまり、吹き抜けていく風とそれが残していく痕跡が伸びのある大きなフレーズで表現されます。
クライマックスでは、“偉大さ”とは異なる、風の“存在の大きさ”を感じさせ、吹き抜けた余韻を残し幕を