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【演奏曲紹介】きっと答えは見つかる / 清水大輔

 演奏会の第1部最後にお送りするのは、清水大輔氏作曲の『きっと答えは見つかる』です。

 この曲は2008年、明治大学応援団吹奏楽部により委嘱されました。同年に若くして亡くなられた清水氏の恩人のために何か残せないかという想いで作曲されました。


 冒頭、夜明け前の空に差す光のようなアルトサックスsoloから始まり、徐々に楽器が加わり、荘厳なコラールへと映ります。背中を押してくれるような金管のD♭Majorのスケールも印象的です。
 中盤、オーボエsoloに続くBrassのコラールは、清水氏が生まれて初めて書いた旋律を元に構成されているそうです。


 清水大輔氏といえば、数々の楽曲を世に生み出し続けている吹奏楽界のレジェンドですが、高校で吹奏楽をしていた彼は、「人前で演奏すると極度の緊張で自分の思い通りに吹けない」という悩みがあったそうです。それでも音楽がとにかく好きだったので、人前に出ずに自分を表現するには…と考えた末に出会った『答え』が作曲だった、とコメントされています。


 16歳から独学で初めた作曲は前途多難で、ご両親から「作曲は諦めて定職につきなさい」と言われたこともあるそうです。


現実はそう甘くない。


 曲の終盤、美しい高音メロディーと低音の不協和音は、「きっと答えは見つかる」という言葉だけが独り歩きしているようにさえ感じられます。たくさん悩み、この道の先に答えなんてない、と思う時もあったでしょう。

 しかし、この言葉の前には「歩き続けていれば」という言葉が隠されているような気がします。


 今の道を突き進んでも、あるいは引き返して別の道を選んだとしても、歩き続けていればいつかきっと答えは見つけられる、そんなメッセージが込められていると思うのです。

 曲は最後、未来への期待を含んだ暖かなハーモニーで静かに幕を閉じます。


 4月から新生活を迎え、慣れない毎日に向かい風を感じている方がいれば、ぜひ聴いて頂きたい一曲。

 あなたなりの「答え」をNEW-Sで一緒に見つけてみませんか?

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NEW-S Wind Ensemble

2025年1月11日(土)夜公演
西宮市民会館アミティ・ベイコムホールにて開催!


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E-mail : newswindensemble@gmail.com


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