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週休3日制へ、「働きがい」とは何か?—三浦知良の「残りの人生、失敗などない」から読み取る

おはようございます。
本日朝刊1面トップは、国家公務員の週休3日制の検討です。
働き方改革の一環として、官公庁自ら率先しようとしていますね。

その意図は
●長時間労働の「官僚離れ」を何とかしたい。
●少子化に歯止めをかけたい。
●学び直し、通院などワークライフバランスをとりたい。
などが考えられます。

我が国の社会では、「働きがい」を真剣に考えるようになりましたね。
一人ひとりに、それぞれの志向、価値観があります。
さて、「働きがい」とは、何でしょうか?
働きがい=仕事のやりがい×働きやすさの方程式で考えてみましょう。
●働きがい…やりがいと働きやすさが揃っている状態
●仕事のやりがい…仕事に対するやる気やモチベーションなど
●働きやすさ…快適に働き続けられる就労条件や報酬条件など
(坪谷邦正著『図解人材マネジメント入門』ディスカバー・トゥエンティワン刊より)

会社選びのアンケートをとると、ランキングトップは、
休み、給料などの「働きやすさ」ばかりが目立ちます。

「働きがい」のエンジンの両輪の片方である「仕事のやりがい」を
持つことは、とても大事ですね。
どうやって「仕事のやりがい」をつくればよいでしょうか?

そんな思いを浮かべていると、本日朝刊スポーツ欄の「サッカー人として三浦知良―残りの人生、失敗などない」が目にとまりました。
56歳のカズが純粋に、ひたすらサッカーに打ち込んでいる姿に畏敬の念を持ちます。

私の20~30歳代を思い起こすと、確かに若い時はカズのように「点取り屋」として、ギラギラしていたのと似ていたようです。

しかし、私は、カズのような、たぐいまれな才能がなく、
努力もしないで、小学生~大学生までビリギャル兄ちゃんでした。

その反動というか、社会人になって周囲の人々のおかげで、営業・コンサルタントの仕事が楽しくなり、がむしゃらに打ち込みました。
人とかかわりITを通じて課題を解決して、その対価として受注することが
楽しくて仕方がありませんでした。

そして、現在は、若い人たちのため、生き方、働き方について、両親、家族、専門家とは異なる身近な存在として役に立ちたいです。

「「自分を変えたい。何とかしたい」「ここで決めたい!」と切実な思いを持つ若い人たちの可能性を拡げるため、一人ひとりの「働きがい」「仕事のやりがい」とは何か?気づかせ、行動に移して、フォローしてあげることを通じて、全力であたりたい」との信念(志・価値観・使命感)を持ち、積極思考・行動します。

カズの言葉「サッカーに全力であたる営みを休んでしまったら、自分が終わってしまうんじゃないかと思う。若い頃からそうだった。カズは何をしていても何歳になってもカズだ、とからかわれそうだ。」に共鳴します。

もう一題、つき合ってください。
今日も生成AI、チャットGPTのニュースのネタがつきませんね。
試してみました。

LINEの「AIチャットくん」を使ってみました。
さて、試してみましょう。
皆さんの教材に用いたご存じの、松下幸之助著『素直な心になるために』(PHP文庫)の読書感想文をリクエストしました。
以下、AIチャットくんの回答です。

松下幸之助著『素直な心になるために』は、素直な心を持つことが成功につながるというメッセージが込められた本です。
 
著者は、素直さを重要視し、自分自身や社員たちにもそれを求めていました。そのためには、素直であることが基本であると述べています。

素直であるためには、自分を客観的に見つめ、自分自身の課題に向き合うことが必要とされています。

素直であることは、自分自身や周囲の人々との良好な人間関係を築くことにもつながります。
 
また、著者は、スポーツの世界から学んだことをもとに、
「たたかう力、忍耐力、協調性、心の強さ」が重要だと語っています。
著者自身も、苦労や挫折を経験し、その中で学んだことを通じて、
人間力を高めることが重要だと述べています。
 
素直な心を持つことは、自分自身だけでなく、周りの人々との良好な関係を築くことにもつながり、ビジネスマンやリーダーとしての成功につながるとされています。
本書は、素直な心を持つことの重要性とそのためのアドバイスが詰まった、非常に価値ある書籍です。

利用方法の賛否については、ひとまず置いといて、
正直、「ここまで、まとまった文章を作成するレベルまで持ってきたか!」とまずは、AI開発者のご苦労に賛辞を贈りたいですね。

ただし、松下幸之助は、スポーツの世界で学んでいませんよね。
身体が弱かった人だからこそ、実業家として成功したのでは……。
どんなに技術が進歩しても、内容を鵜呑みにしてはいけませんね。
いつの時代も「必ず、裏づけをとりましょう」ということですね。

もう一回、試してみました。
本日記事のとおり営業最高益をだしたファーストリテイリングの
志望理由をリクエストしました。
その回答は、つぎの通りです。
念のために、これ、本番で提出しては、いけませんよ!
AIチャットくんの回答です。

ファーストリテイリング株式会社は、世界中で愛されるブランドを創造し、お客様に価値を提供することをミッションとする、成長著しい企業です。
 
私は、この会社の志向に共感し、自己成長と貢献することができる環境で働きたいと考えています。具体的には、ファーストリテイリングのビジョンを実現すべく、安定的な業務運営と顧客満足度向上に向けた提案や改善に取り組み、自らも常に成長を続け、会社に貢献することを目指します。

また、ファーストリテイリングが提供する“良い服をお手ごろ価格で提供する”という価値観に共感し、お客様とともに成長する魅力的な企業の一員として、共に幸せを追求したいと考えています。
 
以上の理由から、ファーストリテイリング株式会社にエントリーする決意を固めました。

中身が薄く、人事担当者から
「熱意をもって、自分の言葉で語られていない!」といわれそうです。

私は、いま「当面は、まだメシ食っていけそうだ」と、
自分の首をさすっています。
さあ、今日も、自ら考えて、積極行動していきましょう。

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それでは本日の新聞クリッピングをご覧ください。

1.朝刊1面トップ 国家公務員、週休3日拡大 事情問わず人事院勧告へ、働き方多様に 「霞が関離れ」歯止め

2023/4/14付 日本経済新聞 朝刊

<リード文>

人事院は今夏に出す国家公務員の働き方に関する「人事院勧告(総合2面きょうのことば)」に、育児や介護といった事情がなくても「週休3日制」を取得可能にする法改正を盛り込む検討に入った。
フレックスタイム制を利用することを条件とする。
長時間労働などによる人材の霞が関離れが深刻な状況を踏まえ、
多様な働き方を選択できるよう政府に改善を促す。

2023/4/14付 日本経済新聞 朝刊

国家公務員の休日は勤務時間法が定める。
自衛隊員などの特別職を除く29万人ほどの一般公務員の休日は
土日と規定している。

現在は育児や介護などの理由でフレックスタイム制を利用する場合のみ
土日以外に休日を1日設けることができる。1週間に38時間ほどの
勤務時間枠は維持している。

2.1面コラム「春秋」

2023/4/14付 日本経済新聞 朝刊

<リード文>
先週発売された「三省堂国語辞典から消えたことば辞典」(三省堂)が面白い。コギャル、メーンエベント、MD(ミニディスク)。
まぶたに昭和や平成がよみがえる項目が並ぶ。1960年代の「IBM」は、コンピューター一般を指した。言葉は世につれ、である。(中略)

<引用>
これまでになく高度な人工知能(AI)の話題が世界で沸騰中だ。
大量のデータをのみ込んで吐き出す自然な受け答えに、人間の仕事が奪われるとの危惧も急速に高まる。
海外の分析によれば、影響が及ぶのは数億人規模に上る可能性がある。
弁護士や編集者、プログラマーといった専門職も無関係ではいられないという。

▼辞典から消える職業が増えてしまうのか。
繰り返し言われるように、クリエーティブな領域に注力していくのが人の活路なのだろう。
そういえば、三省堂国語辞典では「企業戦士」が消えたのに「社畜」が登場した。非効率な自己犠牲と服従を強いる風土は、
それこそAIが一掃してくれたらいいのに。

3.アマゾン、生成AI参入 自社クラウド経由で提供

2023/4/14付 日本経済新聞 朝刊

<リード文>
【シリコンバレー=山田遼太郎】米アマゾン・ドット・コムは13日、ネットワーク経由で情報システム機能を使えるクラウドコンピューティングを通じ、文章などを自動でつくる生成人工知能(AI)を提供すると発表した。
クラウドを通じた生成AIの提供は米マイクロソフトや米グーグルも準備する。業界最大手のアマゾンの参入で、生成AIの利用環境の整備が世界で進む。

アマゾン傘下でクラウド事業を手掛けるアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)を通じて、自社でつくった生成AIや新興企業が開発した技術の基盤を提供する。

自社の生成AIは数カ月以内に一般提供を始める。
外部の生成AI技術も段階的に利用できるようにするとみられる。

4.ファストリ、営業最高益 値上げ戦略奏功 9~2月、2202億円 10兆円目標へデジタル人材カギ

2023/4/14付 日本経済新聞 朝刊

<リード文>
ファーストリテイリングが13日発表した2022年9月~23年2月期の連結決算(国際会計基準)は、営業利益が前年同期比16%増の2202億円だった。
同期間では2年連続で過去最高だった。
海外が好調なうえ、値上げ戦略も奏功した。
次の10年で売上高10兆円を目指す新たな目標を掲げるなか、優秀なデジタル人材をひきつける賃上げの持続力がカギとなる。

売上高にあたる売上収益は20%増の1兆4673億円、
純利益は4%増の1533億円だった。

23年8月期の通期の業績予想も上方修正した。
売上収益が16%増の2兆6800億円、営業利益は21%増の3600億円、
純利益は12%減の2400億円を見込む。

収益を押し上げたのは商品の値上げだ。
国内のユニクロ事業は秋冬商品の約2割で価格を引き上げたほか、
春夏商品の一部も値上げした。

5.電力データ活用、脱炭素・見守りに
東電や中部電、秋から本格展開 連携拡大で新市場創出

2023/4/14付 日本経済新聞 朝刊

<リード文>
東京電力ホールディングスグループや中部電力などが家庭や企業から集めた電力データを本格活用する。

地域の二酸化炭素(CO2)排出量の把握や高齢者を見守るサービスを進める。電力データは生活パターンをほぼリアルタイムに把握できる。

これまで包括的な利用が進んでこなかったが法改正で活用が可能になった。位置情報などのビッグデータと連携が増えれば生活が便利になり、
新たな消費の創出につながる。

<引用>

東京電力パワーグリッド(PG)や中部電、関西電力送配電、NTTデータが出資するGDBL(東京・千代田)が、全国の自治体を対象に地域のCO2排出量を可視化するサービスを始める。

4月から実証を始め、10月から首都圏を皮切りに本格展開する。
基本料金で年300万円程度かかり、機能や利用量に応じて追加課金する。

電力使用量を地域単位で分析し、
125メートル四方の広さから排出量を割り出す。
排出量は電気の使用量に排出係数を掛ける形で導き出す。
住民から同意を得て、家庭ごとの排出量の増減を把握できるアプリも提供できる。(後略)

(山本夏樹)

●サッカー人としての三浦和良残りの人生、失敗などない

2023/4/14付 日本経済新聞 朝刊

<リード文>
「試合に出たら4点取れるぞ!」。
6人対6人のゲーム形式の練習でハットトリックをしたら、
スタッフから調子のいい言葉が飛んできた。

あのね、
去年は4部相当のリーグで2得点なんだからとつっこみたくなるけれど、
とにかくこちらのみんなはポジティブに僕を後押ししてくれる。

<引用>
まだベンチ入りもしていない。
もどかしさや焦りがないといったら嘘になる。
体に痛みを抱え、上向き、また痛むというサイクルを繰り返してしまった。

でも大事には至っておらず、
そろそろゴーサインを出せそう。
浮つくことなく目の前の1日に向き合いたいね。

会社勤めの人たちは節目の年齢になると、仕事人生の残り時間に思い至るという。年を重ねれば選択肢や可能性は広がるよりは狭まっていく。

そりゃあ、僕も似た思いがよぎることはある。
契約を結べるキャリアを続けられるか、
体に高い負荷をかけて大丈夫なのはあとどれほどか……。

残り時間の意識が
同じ一日一日をより貴重なものに感じさせるのかもしれないね。(後略)
(元日本代表、オリベイレンセ)

ご精読、どうもありがとうございます。
毎日コツコツ進めていきましょう!
就活モチスキゼミコーチ 山内康義


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