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バンコクから南へ 45mmマニュアルレンズ写真日記 2024年6月21日

 4月上旬に訪れたばかりのタイ南部へ再び。バンコクから車を運転する気力がなく、安易に飛行機で。夜明け前にスワンナプーム空港へ。

 何となく撮らなくてはならないような気がした、チェックインカウンターに並ぶタイの鬼の1体。開港当初から設置されているので、特に珍しいわけではない。

 朝6時前で人が多い国内線。保安検査が各ゲートで行われるので、国際線のような混み合いはない。

 朝7時に離陸、バンコクのタイ湾側を飛行。もともと水田が多い地区だが、雨期でさらに水浸し感あり。

 バンコクから南に1,000km、ソンクラー県のハジャイ空港。こちらフラッグキャリアのタイ航空に搭乗、窓の外には同時刻帯に同じスワンナプーム空港から飛んできたLCCのタイ・ベトジェット航空。ちなみにフライトを予約したタイミングで、タイ・ベトジェット航空の運賃がタイ航空のそれを上回っていた。

 東海岸(タイ湾)側のハジャイから、西海岸(アンダマン海)側のサトゥーン県へ。ストリートアートとして紹介されていたので見に行ったが、イラストがトタンに描かれていた。

 もちろん、壁に描かれているアートもある。ムスリム住民が多い県なので、イラストも同民族が多め。

 多分、左からムスリム、タイ人(タイの鬼)、中国人(京劇)という、サトゥーン県の民族の共存を表しているのだと思う。

 サトゥーンの海岸。中央奥の島はマレーシアのランカウイ。海上の国境がタイ側にくい込んでいる。天気が良い時期にもう一度来たい気もするが、海がさほどきれいなわけではないので、もう来ないかも知れない。ちなみにサトゥーンの沖合の島はタイで最高クラスの美しさ。どうしてこんなに差があるのか分からない。

 車のエンジンをかけて駐車場を出ようとしたら、道路を横断中のオオトカゲが慌てて走り出した。体長1メートルほどで、成長しきっていなさそう。

 夕方、ハジャイに戻る。宿泊先のホテルから徒歩10分ほどのところにアセアン・ナイトバザールという大きな市場があったので散歩がてら訪れたら、入口の店は女性下着店だった。

 2階は屋台街で、夕食の時間帯だったため、客であふれていた。ほとんどがムスリム。

 揚げ物を並べる店が多かった。チキンやポテトなど。一つ20バーツ(円安換算で80~90円)。一つ買ってみた。味は普通。

 市場の隣のショッピングモール、セントラル・フェスティバル・ハジャイ。タイ国内に点在するセントラル系の小売店。

 こちらも食品売場はにぎやか。ずっと横位置で撮ってきたが、さすがに奥行きを出したく、唯一の縦位置。

今日の制約:Carl Zeiss Tesssar 45mm F2.8 カールツアイスというかコンタックスというか、とにかく伝説のパンケーキレンズ。日本語で「鷹の目」と評されていたが、英語でググってみてもわずかにヒットするだけで、しかも「Eagle's eye」、鷲の目と出てくる。日本人の訳し間違い? 評価に恥じず、確かに軽快な撮影ができる。逆光時のフレアが辛く感じる。

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