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コダクローム25をイメージ

 ライカに似せたデザインの富士フイルムX-E4を売り飛ばし、偽ライカ日記を半年も止めてしまったものの、現在使用しているソニーα6400に単玉(換算)50mmを付けてスクエアフードをかませていたら、日本から取材で来タイしていたカメラマン仲間に「はったりが効く」といわれ、またライカ使いのフリをしてみることに。中国製のパチモンをアマゾンで買ってかませるだけで、みんな十分にライカと見間違えてくれる。

ライカを真に使いこなせる人など、ライカユーザーのごく一部なのだから、結局みんな見た目で勝負しているのである。

 ソニーのAPS-Cサイズの安い機種を使っているのものの、ソニーは端から嫌い。ただ単に軍艦部がなくフラットなデザイン、背面ダイヤルで露出補正が可能、という2つの理由だけで使っている。
 撮って出しJpegは最初から使えない。ここで使えないと言っているのは、色味を自分好みに変える上で、という意味。Rawデータもおかしいというか偏った色をしているので、アドビのライトルームもしくはフォトショップで、ニュートラルというプロファイルをかける。数種類試してみたが、初期設定でインストールされている「Adobeニュートラル」が最も(露出的に)平たくして(彩度的に)派手さをなくしてくれる。α6400での人物撮影で、肌の色がどうにもおかしくしばらく苦労していたが、このAdobeニュートラルを見つけたことで何とかなっている。こうして最初に色の偏りを無くしてから、好きな感じに変えていく。
 といっても今回は、「Raw Therapee」という昔ながらの現像ソフトを使う。相当な数のフイルムシミュレーションが用意されていて、しかも無料。その中に今回の「コダクローム25」があったので、やはりJpegではなくRawデータを開いて、それをあててみる。ワンクリックで終わり。エクスポートでようやくJpegに。
 ただ、ダイナミックレンジ(フイルムシミュレーションだからラチチュードと呼ぶべきか)が狭くて、うさぎの眉間が飛んでしまったので、Raw TherapeeでエクスポートしたJpegをフォトショップで開き直して補正した。

ベタッとした感じが確かにコダクローム25っぽい。うさぎの眉間が白く飛んでいたので補正した。
AdobeニュートラルをあてただけでJpegにエクスポート。眉間は最初から飛んでいない。人物の肌も変な色付けがされないので多用している。

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