見出し画像

バンコクでアポ1件 85mmマニュアルレンズ写真日記 2023年12月18日

 午後3時にバンコク都心部でアポ。自宅を12時にすぐに出て、アポまでの時間を調整するため、来タイ当時から馴染みのある古めかしい市場に行ってみる。

 新鮮市場としてバンコク最大規模の1カ所、クローントゥーイ市場。地下鉄MRTの駅にも近い。

 ざっとながら、肉、魚、野菜の売り場が分かれている。肉売り場は、肉の色をよく見せるためパラソルが赤で、どう頑張っても赤かぶりを調整できない。

 赤かぶりしすぎなんじゃないかと思って、多少の緑を入れてみた。緑は普通に再現されているので、やはり真っ赤な場所なのだと納得する。目が麻痺して、加減が分からなくなっている。

 狭い場所に85mmという中途半端に長いレンズを持ち出してきたものだから、構図を決めづらい。どれも似たようなアングルになってしまう。

 ようやく普通の光の場所に出た。中望遠だから背景がある程度の立ち上がりを見せていて、ごちゃごちゃな雰囲気を出したいときには有利。

 野菜売り場へ。パラソルが途端に緑色になる。今回ほとんど写真を撮らなかったが、魚売り場のパラソルは当然、青。

 野菜の緑に合わせて撮ってみると、肉売り場はやっぱり赤い。そこまでしないと鮮度良く見せられないのだろうか。結局、ちょっと後ろから斜めに撮る、というワンパターンで終わってしまった。反省。

 昔ながらの市場の向かいは近代的なビル。トイレの標識に従っ進んでみたが、ドアが閉まっていた。

 今日のアポ。やはりポートレートに無難な画角。フレアが盛大に出たので敢えて入れてみた。肌は現像時に調整、わざとざらつかせている。

 話し過ぎて帰りはすっかり夜に。クリスマスのデコレーションで撮影の順番を待つ、どうやら個人的にコスプレしているらしいサンタ女子。

 立体的に描いた横断歩道。上から見ると分かりやすいが、歩いている人には平坦にしか見えない? 今度自分で歩いてみたいと思う。

今日の制約:Jupiter-9 2/85 旧ソ連製85mm、銘玉と称されるが、所詮はカールツアイスのゾナーのコピー。絞り羽が14枚あるので、ボケは丸く写るが美しいわけではない。多少絞り込むと柔らかく描写されるので、ポートレートで多用される。

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?