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バンコクから北東へ 135mmマニュアルレンズ写真日記 2023年11月15日

 2カ月置きに訪れる、バンコクから車で2時間半の東部プラーチーンブリー県へ。朝9時前、バンコクから隣県のチャチュンサオ県に入ったところ。

 途中で寄ったガソリンスタンドのコンビニ。お約束どおり、冷気が流れ出てくる出入り口で犬が涼んでいる。

 プラーチーンブリー県に入り、アポ前に時間があったので目的地の手前で左折、貯水池のような運河へ。数十年前に製造されたレンズながら劣化がわずかで、好条件であれば色乗りが良い。

 逆光だと色が出にくく、絞り込むと六角形のボケがはっきり出てきて、古いレンズだとバレてしまう。

 アポからの帰り、対向車線の向こう側に水牛が見えたのでUターンして撮りにいったものの、望遠の135mmでもちょっと遠かった。

 車を停めたところにワイパー交換屋がいたので、雨をちっとも拭き取っていなかったガタガタのワイパーを取り替えてもらった(前後のワイパー3本で300バーツ、ざっと1,000円)。
 1日当たりの稼ぎを尋ねてみたら、「雨が降らないと誰も停まってくれない。全く売れない日もある」との返事。ちなみにタイ気象局が昨日14日、雨期が明けて寒期(乾期)に入ったと宣言したばかり。

 チャチュンサオ県まで戻ってきて、いつもの寺院に寄り道。地元タイ人はもとより在タイ日本女子に人気の、といっても最近はだいぶ飽きられた感がある、通称「ピンクのガネーシャ」へ。夕方4時半に到着、5時には閉場。

 ガネーシャに願いをかけたいときは、使いのネズミに告げる。もう片方の耳を塞がないと、願いが筒抜けになってしまう(らしい)。

 この人の願いは筒抜けになっている(はず)。日本でも人気の写真家、ソール・ライターを真似て「望遠系+前被り」で撮ってみたら、隠し撮りになってしまった。

 逆光だとすぐにフレアが出て、やっぱり古いレンズだとバレてしまう。望遠系のレンズを使うと、被写体から離れて撮りがちになるので、特に人の顔が写り込む構図の場合は堂々と構えた方がいい。

 ここのコンビニにもやっぱり犬が寝ている。入店したくないほど群れている。

 バンコク手前。もうすぐ夜。

今日の制約:Carl Zeis Jena Sonnar 3,5/135 旧東ドイツの光学機器メーカー、カールツアイス・イエナのゾナー135mm。先細りのため撮影時に構えにくいが、個体的に劣化が少なく普通に写るので、何となく手元に置いている。

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