きっかけは住民の赤シャツ攻撃、陸軍がようやく行動
午後3時ごろ。赤シャツの1人がタンクローリーに近づいてノズルを緩める。中身のガスらしきものが1~2秒、「シューーーッ」と放出される。こちらはタンクローリーの100メートルほど手前、路上に放置されたタクシーの後ろに隠れているが、
「あいつら本気か? ここにいたら吹き飛ばされるぞ」
と叫ぶ年配カメラマンと一緒に後ずさり、陸軍兵士が待機しているさらに100メートル後方に走って逃げる。隊列を組んでいた兵士数十人も、「本当に火を付ける気か?」
といった感じで、のそのそと後退した。タン