ソヴリンイプシスマスのTODAY'S TALKING SNAP! vol.9 汝自身を知れ
派手な服着て笑わにゃ損々、笑わせにゃ損々。現存する魔術師の最高位とされるソヴリンイプシスマスの称号を持ち、各国で形而上学を教えるビッグセミナーの講師として昼夜 教壇に立つ、MMSジャパン校長・中込英人さん。15歳で渡米し、極真空手、仏教、密教、グローバル経営の道を極めるという徒ならぬキャリアを持ち、20代でダライ=ラマ14世のボディガードを務める(?!)などなど、衝撃エピソードは数知れず。プライベートから表舞台まで常にカラフル&パワフル&ファッショナブルな装いで現れる彼のSNAP! に、お得意のユーモア溢れる “スピリチュアル小咄” を添えて。さて、本日のコーディネートは?
遅ればせながら皆さん、明けましておめでとうございます。今年も絶好調の校長ですよ。なーんてお決まりの挨拶をさせてもらいたいところだけど、年始から大きな災害やニュースが続いて、どうにも穏やかじゃない幕開けを迎えた2024年。まさに君たちはどう生きるかっていう話だよ。
人間の本質がどういう時に見えやすいかっていうと、ピンチに追い詰められた時。元旦に起きたような予期せぬ自然災害や、突然の事件に遭った時には、特にそうだよな。想像もできないような物事に巻き込まれたりすると、周りの人たちの行動にショックを受けることがある。自分でも知らなかった自分の嫌な姿を見てしまうことだってある。決して他人事じゃなくて、身の危険を感じたら、自分だって何をするか分からないよな。さらにこれは、日常の喧嘩やトラブルなんかにも言えること。
もし自分をコントロールできなくなったりしたら、それってかなりキツいことだよ。だから、どんな時も何が起きてもブレない自分でいるようにしたいよな。他人のことは色々分析できたりするけど、自分のことって後回しになりがちなんだ。自分を知って “自分対策マニュアル” を作っておけば、自分に振り回されなくなるんだよ。
ではまず、自分を知るというのはどういうことか。「KNOW THYSELF」という言葉を聞いたことはあるかな?「汝自身を知れ」という有名な格言。古代ギリシャの都市デルポイのアポロン神殿の入り口にも刻まれていた言葉。そしてMMSの校訓ともいうべき言葉だな。余談だけど映画『マトリックス』の登場人物である、オラクルの部屋の飾り窓の額にもこの言葉が書かれていた。発見したときはちょっと嬉しかったけどな。
自身を知るところから、すべてが始まる。この己を知るというのは、「本当の自分のことをよく見てみようじゃないか」というところからスタートするんだ。まずは普段の生活の中でね。自分は何が好きで、何を食べているかというところから。己の価値観や道徳観をよく見つめてみるといいよ。自分の中で勝手に決めつけていた思い込みや勘違い、誤解がたくさん見つかるはず。
もし自分を知らないままでいるとどうなると思う?例えば人間関係でぶつかりやすくなるよね。特にパートナー。同居していたら四六時中近くで観察されるようなものだから、たまったもんじゃないよな。自分でも気づかなかった自分の欠点を責められることくらい悔しいことってないじゃないか。人はね、他人の欠点は見えても自分のことになるとよくわかっていないものなの。他人からあれこれ責められる前に、ぜひ自分の予習をしておくことをオススメしたい。
手始めに、まずは自分にこう問いかけてみてほしい。
自分を知ることだけが、満足する人生への扉を開いてくれる。人生は自分を探す旅なんだ。そしてその人生や現実は、我々のマインドがつくっている。生きる上でのあらゆる問題は、自分自身のマインドが引き起こしていると言っても過言ではない。とはいえ、マインドがとんでもない状態になったとしても、慌てる必要はないよ。よくあることなんだから。人生はどうしたって順調にいくものではないからね。私たちは「人生というお化け屋敷で、肝試しをされているだけなんだ!」っていうぐらい、どーんと構えていてほしいわけ。
何かを感じ、認識し、現実をつくりだすのはすべて自分自身から。そして、それは原因と結果の法則で成り立っている。現実を形づくるものについて、次回はさらに話を深めてみよう。
最後に、この度、能登半島地震によって被害を受けられた皆さまに、
心よりお見舞い申し上げますと共に、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。
被災地の一日も早い復興を、心よりお祈り申し上げます。
Text: MMSjapan
Edit: saori uemura, mailove
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