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瞑想、脳、幸せホルモン…医学目線の本当の話

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#医学

“思い込み”で脳内麻薬が分泌される:「想いは現象化する」

前々回、前回と脳内麻薬と呼ばれる幸せホルモン“エンドルフィン”について解説してきました(*…

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2か月前
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「動じない」幸せホルモン:“エンドルフィン”

今回は久しぶりに脳内ホルモンの話題を扱います。エンドルフィンとは人の脳内で分泌されるモル…

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3か月前
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“遠隔ヒーリング”は科学的に証明できるか?

今回は、その界隈ではよく知られる“遠隔ヒーリング”に関して科学的検証をしてみます。よくご…

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2年前
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脳内物質(幸せホルモン)“オキシトシン”についての基礎知識

医学的に正式な言い方ではありませんが、脳内物質の中には俗に“幸せホルモン”と呼ばれる化学…

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2年前
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瞑想による心肺機能の向上

これまでは、炎症や高血圧、不安障害などにおける瞑想の効果(*1~*3)を紹介してきましたが、今…

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2年前
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不安や心配に対する瞑想の効果

今回は、どの人でも必ず経験する「不安」についての研究を取り上げてみます。「不安」とは多か…

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2年前
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ストレスと高血圧と瞑想のメタ解析

前回の記事では高血圧に対する瞑想の効果を題材に臨床研究を紹介しました(*1)。高血圧はご存知の通り非常に身近な疾患の一つで、かつては「成人病」現在は「生活習慣病」と呼ばれる疾患群に含まれ、その代表的な病態でもあります(*2)。 今回はその高血圧とストレスの関係性、そしてどのようなタイプのストレスが、またどのような体質の人が、血圧上昇しやすいのかを研究結果に基づいて紹介します。 今回紹介する研究タイトルは“Sympathetic Activity and Cardiovasc

“高血圧は瞑想で改善する”という医学研究

前回の記事では“身体的炎症に対するヨーガ・瞑想の効果*1”を題材に臨床研究を紹介しました。…

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2年前
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身体的炎症に対するヨーガ・瞑想の効果

前回の記事では“身体的炎症に対するストレスと瞑想の影響(*1)”についての研究を紹介し、やは…

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2年前
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身体的炎症に対するストレスと瞑想の影響

今までの記事では「瞑想がもたらす脳の変化(*1)」を中心に研究論文を紹介してきました。今回は…

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2年前
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瞑想と睡眠の違い

これまでの記事では「瞑想と脳内物質セロトニンの関係(*1)」や「リラクゼーション瞑想と脳内物…

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3年前
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脳内物質ドーパミンと恋愛脳について

これまでは主にセロトニンという脳内物質についての研究成果を紹介してきました。今回は脳内物…

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3年前
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脳内物質セロトニンと瞑想の関係

これまでは「脳内物質セロトニンが低下すると、動物実験では攻撃性が高まることが示され、人間…

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3年前
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”幸せホルモン(脳内物質セロトニン)”を増やす方法

前回までは「脳内物質セロトニンが低下すると、動物実験では攻撃性が高まることが示され、人間においてはセロトニンレベルが高い人ではポジティブな思考パターンが多い」という研究結果を紹介してきました。 このことから、セロトニンが俗に”幸せホルモン”と呼ばれるのもそれなりのエビデンスがあることが判ってきました。 今回はこの脳内物質セロトニンを増やす方法について考察したいと思います。 前回の記事はこちら ここで一つ注意点として、セロトニンは脳内だけに存在する物質ではありません。最も多