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中立という立場がなくなる日(最終回)

中立という立場がなくなる日(最終回)

『中立』という言葉を最近耳にする人が増えたのではないか?

最近ではスイスによる中立国としての離脱からフィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請など、『中立』というものが許されなくなった時代を明白に示している。

これはフランス大統領選で40%が極左と極右に投票した事実からも明白で、明らかに中立では居られない時代に突入したように感じ取ることができる。

そもそも永世中立国とは?


永世中立国とは、自ら戦争を始めないこと、ほかの国家間のいかなる戦争にも参加せず中立を守ることが国際的に承認されている国家のことです。スイスやオーストリアがこの立場にあります。
中立を保つため、他国と軍事同盟を結んだり、集団安全保障条約の当事国となることはできません。しかし、憲法で戦争放棄・戦力不保持が規定されている日本とは違い、軍備を保持し、武力を行使することが認められています(ただし、自国の防衛や他国から自国の中立を守るためであれば、という条件が付きます)。

こんな時代に問われるのは何だろうか?


それは中立でも構わない、しかし中立なら中立である立場の強烈な表明が出来なければならないという姿勢である。
世界は極に向かっている。
そんな中、何となく中立、何となく平和、何となく自然保護、何となく気候変動について言う(もはや主張でもない)だけの日本人の声に、耳を傾ける国際舞台は皆無だろう。

これでは平和ボケではなく『無関心』である。


事態はそれほど激烈化している。
というのも、一般論や感情論程度では、中立、平和、自然保護、気候変動に対して言う(繰り返すが主張ではない)ことは簡単だし、ふわふわした日本人界隈の輩からは支持(というふわふわしたもの)を取り付けることが出来るだろう。
かわいい、こわい、と言っておけば全てが済む様な話ではなくなっているののである。

この様な状況だから日本が主権を取る日がいつになるか誰にも分からない。ただ今も宗主国である米国が内戦の様相を呈して国外に手が回らなくなってきた以上、我々も一歩ずつでも主権回復に向けた行動を進めることは大事である。

確かに米軍が仮に撤退したとしても、既に米国為政者、官僚などで構築された巨大利権は形を変えて温存されるだろう。
それでも米国が内部崩壊する時、それはひいては日本も内部崩壊するわけだが、その来るべき時の為に歩を進めておかねばならないのだ。
最大の焦点は、日本が内部崩壊した時、まずはマスメディアを徹底的に破壊し、真にジャーナリズム精神を持った人々が透明性ある情報を用いて、権力の腐敗を監視する使命に徹底できるかに懸かっていると言える。
日本が主権を取り戻して『自立』するのはいつになるのだろうか?そして中立という立場が無くなった時に世界情勢はどのような変化が起こりうるのか?
そういう視点で今後は『中立』というキーワードを追いかけてみたいと思う。

最後に・・・


短い間でしたが、一旦投稿はここまでになります。
今までの記事を拝読いただいた皆様、ありがとうございました。

また、どこかでお会いできる日を楽しみに生きて行きましょう。


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