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【エッセイ】動画を投稿できないときの対策を考えた(『佐竹健のYoutube奮闘記(14)』)

 毎週金曜日の夕方に動画を上げることを目標にしている。

「やりたいことをやってみる」

 というコンセプトなので、内容はお出かけだったり、歴史の話だったりと週によってばらつきがある。

 毎週金曜日に上げている動画だが、作るのが億劫に感じる。

 これについては、ネタ不足だったり、調査にかかる時間だったりと様々な要因がある。特に月1でやっている特別企画は、撮影や録音、図書館での調査、原稿の執筆などでかなり時間がかかるので、どうしても遅くなりがちだ。だから、毎日投稿ができないので、週に一回となっているのだ。


 最近、動画制作の進行がかなり遅くなっている。

 前まで、毎週金曜日の夕方に動画を投稿していた。だが、3月くらいから二週間に一回の頻度に下がっている。

 これに関しては、一身上のトラブルや引っ越し、体調の悪化といった一連の出来事が立て続けに起きたことに起因している。とにかく、いろいろなことが立て続けに起きたので、動画どころではなかったのだ。

 いろいろな出来事が1ヵ月中に立て続けに起きたので、3月から4月初めの投稿頻度減少については、仕方ない、と感じている部分も少しある。だが、このエッセイを書いているときは、4月も終わり、もう5月も目の前に迫っているころだ。

 何か対策を考えないといけない。怠け者な私のことなので、このままだと動画のアップをすっぽかしてしまう。

 というわけで、怠け者の私は、忙しいときでも毎週金曜日に動画を更新できる方法を考えてみた。

 考えた結果、

・ショート動画を出す
・工作系動画を増やす
・コスプレ系動画を増やす

 という三つの案が出た。

 一つ目の「ショート動画を出す」というのは、縦型の動画を増やすということだ。

「ショート、何それ?」

 という人もいるので、一応説明しておこう。

 Youtubeの動画には二種類のものがある。横型の普通の動画と縦型のショート動画だ。

 前者の横型の普通の動画は、横16:縦9の比率でできているもの。時間制限も無いので、1分もしないものから30分以上のものまで、幅広い動画が存在する。対して後者の縦型のショート動画は、前者の動画とは違い1分以内という時間制限がある。そのため、横型の動画よりも素朴なものが多い気がする。また、横型の動画よりも伸びやすい傾向にある。

 1分以内という時間制限。素朴なものが多い。より横型の普通の動画も伸びやすい。このようなことから、編集に手間をかけずにできるのではと思い立って、最初に挙げた。

 ただ、欠点があるとすれば、低評価がつきやすいということだろうか。伸びやすいので、誰かに見られる確率は格段に上がる。誰かに見られる確率が上がるということは、自分の動画を気に入らない人の目にも届くということ。なので、低評価がつきやすいのは仕方がない。

 二つ目の、工作系動画を増やす、という案は、文字通りの意味で受け取っていい。

 工作系の動画を作っていてわかったのだが、作りやすい。作っている様子を撮影し、適度に編集する。そこに文字を付け加えるだけで完成する。手軽に作れるということから、二つ目に挙げた。

 作りやすい工作系の動画。だが、これには致命的な欠点がある。それは、失敗したら企画倒れになる、ということ。

 成功したら、もちろん動画は完成する。しかし、失敗してしまえば、動画を撮った意味がない。それゆえに、絶対自分の力量でできるものだけを作らなければいけなくなる。だから、やる、といったら、絶対に失敗できない。

 三つ目の「コスプレ系動画を増やす」も文字通り受け取っていい。

 着流し、羽織、作務衣、段ボール甲冑、段ボール和製南蛮胴もどき、メイド服、セーラー服。動画の中で私は、いろいろなコスチュームで登場してきた。特にメイド服とセーラー服に関しては、メイクをして、頭にはしっかりウイッグを装着してという気合の入り様だ。また、コスプレといっても衣装だけではない。印籠や扇などの小道具もある。なので、コスプレ+○○という合わせ技ができるので、とてもやりやすい。

 合わせ技ができることもあってか、コスプレしている動画は、そこそこ伸びがいい。だが、そんなコスプレ動画にも、致命的な欠点がある。予算と手間だ。

 コスチュームを手に入れるのにも、作るのにも金がいる。小道具でもそれは同じだ。ただ、工作と違うのは、製作や仕入れに数千円単位の予算が必要になってくるということ。

 手間に関しては、衣装を製作しなければいけないので、どうしても時間がかかってしまう。


 結局どの策にもメリットとデメリットがある。だからこそ、両極端な二つの事項をわかったうえで、欠点を補うために二つの案を組み合わせたり、仕入れ値を下げるために様々な購入ルートを探したりなど、工夫をしていく必要がある。

 やはり、一つのやり方に固執せず、柔軟にやり方を工夫していくのがいいらしい。


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