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お城のおそうじやさん

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2021年2月の記事一覧

お城のおそうじやさん #17 fin

お城のおそうじやさん #17 fin

半年後。

「あなたは、今日は5階のそうじをお願いね」

元気な声がおそうじがかりの部屋から聞こえてきます。

「カラ!レオノール女王がお呼びよ。相談したいことがあるんだって」

アデルの声です。

「あら、今日は忙しいんだけど、、、わかったわ」

カラは5階の鍵の束を新入りのおそうじがかりたちに手渡すと

女王の部屋へと向かおうとします。

「あとは私がやっておくから、ゆっくりしてらっしゃい」

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お城のおそうじやさん#16

お城のおそうじやさん#16

数日後

カラ、レジーナ、アデル、アビー、そしてフィンの5人は、

レオノール女王から勲章を授与されるために大広間にいました。

着なれないドレス、フィンはタキシードを着ています。

カラの名前が呼ばれました。

女王がいる祭壇へとカラがゆっくりと向かいます。

ふと横に目をやると、ヤヌーに代わり大臣となったのは

元々レオノール女王の下で大臣をしていたものの

アビドラたちによって失脚させられた

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お城のおそうじやさん #15

お城のおそうじやさん #15

大臣の部屋にある椅子を使い、

シャンデリアに括りつけられた魔法の杖を取り外すと、

カラは窓の外で待ち構えていたフィンの背中におんぶされ

7階の女王の部屋へと降りました。

カラの到着を待っていたレオノール女王。

カラに感謝の言葉を伝えると、魔法の杖を手に取り呪文を唱えます。

醜い姿の獣は、一瞬にして紫色の煙に包まれました。

数秒後、煙の中から元の人間の姿へと戻ったレオノール女王が現れま

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お城のおそうじやさん #14

お城のおそうじやさん #14

カラは再び集中し考えます。

私が大臣ならどこに隠す?

光り輝く宝石の付いた杖を隠すのに最適な場所。

わからない!

カラは頭を抱え、天井を見上げました。

光り輝く宝石...

カラが見上げた天井には、

それはそれは豪華なシャンデリアが取り付けられていました。

「何をしてる、そこをどけ!」

ヤヌー大臣は、部屋の前でそうじをしているアビーに向かい命令しました。

「申し訳ございません。

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